この記事では、「街金」と「闇金」の違いを分かりやすく説明していきます。
「街金」とは?
「街金」とは、消費者金融と呼ばれる金融業者の中で、全国展開していない小さな業者に対して使われる表現です。
その街の金融業者という意味からきている言葉で、他の地域の人には融資は行っていないことがほとんどです。
消費者金融の中でも、現在の大手四天王などと呼ばれることもあるアコムやプロミス、アイフル、モビットはこのようには表現されず、本社となる1つの場所だけで営業しているような業者がこの「街金」と呼ばれることがあります。
「闇金」とは?
「闇金」は、正式に金融庁からの許可をとっていない貸金業者のことで、その「業者」と呼んでいいのかさえ微妙な存在です。
貸金業を営むには、貸金業者としての許可が必要です。
その中の条件として、最低でも1人は「貸金業主任者」の資格を取得している必要がありますが。
「闇金」は、そのようなこととは関係なく存在しています。
貸金業法(利息制限法)による制限よりも高い金利を徴収していることが多く、当然違法行為になる為、摘発も随時行われています。
「街金」と「闇金」の違い
「街金」と「闇金」の違いを、分かりやすく解説します。
「街金」は、規模こそ小さいながら、れっきとした消費者金融です。
よって、違法性は何もなく、利便性では大手に劣るものの、審査はそれらより少し甘いことが多くなっています(そうでないと、どうしても大手が優先され、顧客がとれません)。
「闇金」は、完全に違法な存在です。
小さな「街金」とは区別が難しいかも知れませんが、「街金」であれば、必ず金融業の許可番号が発行されています。
それがホームページやチラシのどこにもない場合には、「闇金」の可能性が高いので注意が必要になります(ホームページやチラシへの許可番号の掲載は、消費者金融では義務となっています)。
まとめ
「街金」と「闇金」は、このように違います。
一見では似ていることがあっても、片方は完全に違法な存在なので、全く違うものだと考えてください。