この記事では、「自腹を切る」の意味を分かりやすく説明していきます。
「自腹を切る」とは?意味
「自腹を切る」【じばらをきる】とは「自分で払う必要がない費用を自分のお金で支払うこと」を表す慣用句です。
「自腹」は自分の持ち金のこと。
「切る」は「お金を支払う」という意味があります。
つまり「自腹を切る」は自分の持ち金で支払いをすることを指します。
語源については武士の切腹に由来しているという説もあり、自分の腹を痛めて支払う、つまり「払う必要がない費用を、痛い思いをしながら自分の持ち金で支払うこと」を表現しています。
同じ意味を持つ言葉に「身銭を切る」【みぜにをきる】があります。
「自腹を切る」よりも「身銭を切る」のほうが、意味が率直に伝わってくるかもしれません。
「自腹を切る」の言葉の使い方や使われ方
「自腹を切る」は「自分が払わなくてもよい費用をあえて自分のお金で支払うこと」を表すときに使います。
具体的には「経費が出ないので、やむを得ず自分で負担する」「相手持ちで払われるところ、あえて自分が立て替える」といった状況に用います。
なお、略して「自腹」と称しても意味は同様に通じます。
「自腹を切る」の例文
「自腹を切る」を使った例文を挙げます。
・『会社から交通費が支給されないので、自腹を切って新幹線に乗った』
・『自腹を切って会社の売れ残り品を購入する』
まとめ
「自腹を切る」は自分のお金で支払うこと、多くは自分が払わなくても良い費用を自己負担することを表します。
払う必要のないお金を払わされる痛い思いが伝わってくる言葉です。