この記事では、「膣」の読み方を分かりやすく説明していきます。
「膣」の正しい読み方は「ちつ」
「膣」は「ちつ」と読みます。
古い字体の「腟」が使われることもありますが、意味、読み方はどちらの漢字も同じです。
「膣」の間違った読み方や間違いやすい読み方
「膣」は読み方の難しい漢字ですが、漢字に含まれている「窒」が「室(しつ)」と似ていることから、「しつ」と読み間違えてしまうことがあります。
「膣」について説明
「膣」は、生物のメス、人間の女性の体にある生殖器の一部で、子宮と体外をつなぐ管状になった器官を指します。
下腹部の体内にあり、排卵や受精、月経時の経血の排出、分娩時に胎児が通る産道といった、生殖に関連する役割を担っています。
「ちつ」を表す漢字は、部首の月(にくづき)と「室」を組み合わせた「腟」が用いられていました。
これは「月」が体の部位を、「室」がものを入れる場所を意味しており、漢字の「腟」は妊娠や出産に関連することを表しています。
その後「月」と「窒」を組み合わせた漢字が作られ、「腟」あるいは「膣」と表記されるようになりました。
「腟」のほうが画数が少ないため、「膣」を簡易化したものと思われがちですが、実はそうではないのです。
なお、「ちつ」にあてる漢字は古い字体の「腟」が正式という考え方もあり、どちらの漢字を使うかは統一されていません。
まとめ
「膣(腟)」は、子宮と体外をつなぐ生殖器の一部のことで「ちつ」と読みます。
漢字は「室」と似ていますが「しつ」と読むと間違いになります。