この記事では、「腿」の読み方を分かりやすく説明していきます。
「腿」の正しい読み方は「たい」と「もも」
「腿」は、音読みで「たい」、訓読みで「もも」と読むのが正しい漢字です。
「腿」は腰から膝にかけて続く部位の「もも」と、膝からくるぶしまでの部分の「すね」の総称を意味します。
「腿」の間違った読み方や間違いやすい読み方
「腿」の間違いやすい読み方は「とん」や「あ(せる)」です。
「腿」と右の部分が同じ「褪」という漢字が上記のように読みますが、「腿」の読み方は「たい」と「もも」になります。
「褪」は音読みだと「腿」と同じく「たい」と読むため、両者を混同しないよう気をつけましょう。
「腿」を使った熟語
次に、「腿」が使われた熟語について紹介します。
「太腿」
「太腿」は「ふともも」と読む熟語で、「膝と足の付け根の中間に位置する太い部分」のことを指します。
「大腿(だいたい)」と呼ばれることもあります。
「下腿」
「下腿」は「膝から足首にかけての部分」のことを示し、「かたい」と読みます。
なお、「下腿」における前面の部分を「向こう脛」、後面の膨らみのある部分を「ふくらはぎ」と呼びます。
「大腿骨」
「大腿骨」は「だいたいこつ」と読む言葉で、「足の付け根から膝までの骨」を意味します。
長さは40cm程度で、人体の骨格の中で最も長い骨といわれています。
「大腿骨」には、歩行したり体重を支えたりといった大事な役割があります。
まとめ
「腿」正しい読み方は「たい」と「もも」です。
形が似ていて音読みの読み方が同じ「褪」と取り違えないよう注意が必要です。
「腿」が人体に関係する熟語に多く取り入れられている点も理解しておきましょう。
ぜひ漢字の正しい読み方を覚える参考にしてください。