「能弁」という言葉の対義語を取り上げて詳しく説明していきます。
さらに「能弁」を連想することになる対義語(反対語)について紹介します。
「能弁」の対義語
「能弁」(のうべん)の対義語は「訥弁」(とつべん)です。
「能弁」という言葉は、「弁舌が上手いこと」を意味しています。
「能弁」というのは、「よくしゃべること・他者を納得させるほど話が巧みなこと」を示している言葉です。
「訥弁」という対義語は、反対に「弁舌や話が下手なこと」を意味しています。
「訥弁」の言葉には、「話が下手であまりしゃべらない」といった意味のニュアンスがあります。
「能弁」を連想する対義語(反対語)
「能弁」という言葉を連想することになる対義語・反対語には以下のようなものがあります。
「口下手」【くちべた】
「口下手」という言葉は、「話をするのが下手なこと」を意味しています。
「口下手」というのは、「弁舌能力が低くて話を上手くまとめて話せないさま」を示唆しているのです。
「口下手」は、「話が上手い」の意味を持っている「能弁」とは反対の意味を持っている反対語です。
「寡黙」【かもく】
「寡黙」という言葉の意味は、「口数が少なくて黙っていること」になります。
「寡黙」には、「あまりしゃべらない・黙っていることが多い」という意味のニュアンスがあります。
逆に「能弁」という言葉は、「よくしゃべる・口数が多くて弁舌が巧み」といった意味合いがあります。
その意味の違いから、「寡黙」は「能弁」の対義語といえます。
「口重」【くちおも】
「口重」とは、「話すスピードが遅いさま」を意味しています。
「口重」という言葉には、「口数が少ない・軽率に発言しない」といった意味のニュアンスも含まれています。
「口重」はそれらの意味から、「口数が多くて話が得意なこと」を示している「能弁」とは反対の意味を持っているといえます。
「訥々」【とつとつ】
「訥々」という言葉は、「なめらかに話すことができない・ぼそぼそと口ごもりながら話すさま」を意味しています。
「訥々」には、「口下手でスムーズに話すことができない」といった意味のニュアンスがあります。
「なめらかに話せて弁舌能力が高いこと」を示す「能弁」と反対の意味を持っているのが、「訥々」なのです。
まとめ
「能弁」と反対の意味を持つ対義語は「訥弁」になります。
この記事では「能弁」と「訥弁」の意味を解説して、「能弁」を連想させる対義語(反対語)に「口下手・寡黙・口重・とつとつ」があることを示しました。
「能弁」の対義語・反対語について詳しく知りたいときは、この記事を参考にしてください。