この記事では、「背徳感」と「罪悪感」の違いを分かりやすく説明していきます。
「背徳感」とは?
道徳的な感覚や人の道から外れた、背いたとことに対して後悔するという意味合いを持つ言葉です。
罪悪感を指すこともありますが背徳感のほうが自分の道徳観に背くという側面があり、背徳感を抱くことはスリルにつながっている部分もあり、背徳感と快感を同時に得るということもあります。
また、背徳感は感じている場合であってもその行為が世の中にバレていない時に感じられるものと言え、世の中にその道徳から外れた行為をバレないことにスリルを感じる向きもあると言えます。
「背徳感のある恋愛」などという使い方もあり、後ろ暗さがありながら若干のポジティブさも持っている独特の言葉に位置しています。
ワルという概念にある格好良さ、善人をつまらない人と揶揄するなどと近いニュアンスも持っていると言えるでしょう。
「罪悪感」とは?
罪を犯した、悪いことをしたと思う気持ちのことで実際に法的な罪を犯したとまでは行かないまでも他人に対して悪いことをしてしまったことなどに抱く感情で、過去の行動に対して感じるものです。
食事をするという行為は命をいただくという考え方があるため、罪悪感が極端な方向に進んでしまうと生きているだけでも罪悪感を感じてしまうという危険さもありますが、全く逆に何をしても罪悪感を感じないということも非常に問題のある存在となってしまい、バランス感覚の必要な感覚と言えます。
なお、罪悪感は自分で感じるもので、「あの人に悪いことをしてしまったのではないかと罪悪感を感じる」という状況において、あの人に当たる人が別段悪いことをされたとは思っていない場合であっても罪悪感を感じてしまうこともあります。
人の行動に対する罪悪感をなくす手段としては謝罪することが一般的ですがこちらもバランス感覚が大事と言えるでしょう。
「背徳感」と「罪悪感」の違い
「背徳感」と「罪悪感」の違いを、分かりやすく解説します。
「背徳感」は道徳に背いたことに対して後悔する感覚「罪悪感」は自分が悪いと思ってしまう感覚を指し、意味合いは近い部分があるのですが、スリルや楽しさなどに結びついている概念が背徳感で不倫などを指す「背徳感のある恋愛」などという言葉があります。
背徳感を感じる行為はバレてしまうと継続できないことが基本です。
「背徳感」と「罪悪感」は感じ方が人それぞれな部分は共通していますが、背徳感は社会ルールや人の付き合いのルールなどを指し、命に関わる状況までは指さないケースが基本です。
罪悪感は法的な犯罪や自分が生きていることに対して感じるなどなど命に関わる部分に触れる感覚と言えます。
ただしダイエット中に罪悪感を感じつつお菓子を食べると言った軽いものもあります。
まとめ
「背徳感」と「罪悪感」はどちらも悪さに対する申し訳無さの感覚ではありますが、その悪さの対象がより広いのが罪悪感で、道徳観など比較的範囲が狭い反面、背徳感はスリルなどと結びつく複雑な感情と言えます。