「耶」の読み方とは?間違いやすい読み方まで解釈

「耶」の読み方とは? 読み方

この記事では、「耶」の読み方を分かりやすく説明していきます。

「耶」の読み方は「ヤ」「か」

「耶」は、音読みなら「ヤ」、訓読みなら「か」と読みます。

「耶」の間違った読み方や間違いやすい読み方

「耶」は固有名詞に使われることの多い漢字で、日常ではあまり目にする機会はありません。

読み方を知らないと「郎」に似ていることから「ろう」と読んだり、「耳」がつくことから「ジ」と読んでしまいがちです。

「耶」について説明

漢字の「耶」は、大きく分けて二つの使い方がなされています。

一つは、「〜であろうか」「〜か」などの反語や疑問、「〜や」などの感嘆です。

漢文の助字として「〜や」「〜か」を表す意味で使われています。

物事をあいまいにすることを「うやむや」と言いますが、この言葉にも「耶」が使われており、漢字では「有耶無耶」と書いて「あるのか、ないのか」という意味を持っています。

「耶」のもう一つの使い方は、外国語の音訳です。

たとえば、イエスキリストは「イエス」を中国語で読んだ音から「耶蘇(やそ)」とも呼ばれています。

「耶」は固有名詞に使われることが多く、3世紀ごろに卑弥呼が治めていた「邪馬台国(やまたいこく)」や神戸市にある「摩耶山(まやさん)」などの地名が知られます。

また、「や」という読み方で人名に用いられることもあり、名前に「耶」のつく芸能人には、清原果耶、市井紗耶香などがいます。

「耶」「邪」が転じて生まれた漢字とされ、「邪」は良くない意味を持つともいわれますが、「や」のあて字としては人気があります。

まとめ

「耶」「ヤ」「か」と読みます。

「郎」に似ているから「ろう」と読んだり「耳」が付くからと「じ」と読んだりしないよう、正しい読み方を覚えておきましょう。

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