経験にまつわるフレーズは、いくつかあります。
「経験を生かす」の正しい使い方を見ていきましょう。
「経験を生かす」とは?
この場合の「経験」はその人の積み重ねてきたスキル、アルバイト歴や仕事歴をいいます。
「生かす」は「活用させていく」という意味合いがあるので、自分の中に蓄えてきた教養や知識を、新しい環境に役立てていく様子をあらわしています。
知見や見分を上手に使っていく、このような解釈があります。
「経験を生かす」のビジネスメールや会話での使い方や使われ方、使うときの注意点
長い間積み重ねてきた能力や技術力を、今の現場に生かしていきたい。
このように抱負と意気込みを語る時に使われているのが「経験を生かす」です。
昔のアルバイト経験、現在の業務など、ある程度の月日を得て身につけてきた自分の宝物を、新しいことに活かしていく時に使えます。
うまく取り入れていくと、就職や転職の活動時に自分の強みを最大限アピールできます。
自分の印象が大きく変わっていくので、工夫して使っていきましょう。
「経験を生かす」を使った例文
・『カフェのアルバイト経験を生かせると思い、御社を志願いたしました』
・『御社の業務はこれまでの経験を生かす、最高の場だと思っています』
「経験を生かす」の類語や言い替え
似ている表現に「経験を活かす」があります。
「生かす」と「活かす」は同じように用いられています。
「生かす」は古い物を役立てる、再生という意味があります。
一方で「活かす」は効果的に活用するというニュアンスも。
「司書の経験を活かし、文庫業界の転職を決意しました」と活用できます。
言い替えの表現に「ご経験を生かして」や「豊富なご経験がおありと思いますので」があります。
どちらも経験者である相手を、敬う言い方になっています。
「豊富なご経験を生かして、弊社にお力添えをいただければ幸いです」と用いていきます。
まとめ
「経験を生かす」を解説しました。
色々な表現を取り入れて、言葉の達人を目指していきましょう。