最近のネットでの大きな議論の種としてよく取り上げられているのがテレビ局の今後についてです。
ここ数年の間の特に若者たちのテレビ離れや、タレントたちの不主事などによって、スポンサーが付かなくなっている番組が増え、テレビは終焉を迎えているという意見もあります。
それでは、この「終焉」とはどういう意味でしょうか。
また、「終演」とは、どう違うのでしょうか。
この記事では、「終焉」と「終演」の違いを分かりやすく説明していきます。
「終焉」とは?
「終焉」とは、「しゅうえん」と読み、元々は人が亡くなることを表す言葉でしたが、現在では人間以外にも様々なものがその役目を終えるということを意味するものとして使われています。
「終演」とは?
「終演」とは、「しゅうえん」と読み、文字通りお芝居や公演などがその回あるいはその日の最終の演目が終了することを表す言葉です。
「終焉」と「終演」の違い
「終焉」と「終演」の違いを、分かりやすく解説します。
この2つは、「しゅうえん」と読み、何かが終わるということを表すという部分では同じですが、どこに違いがあるのでしょうか。
この2つの違いを最も簡単に説明するなら、その役割を終了するということが「終焉」であり、「演目」を終了するのが「終演」ということになります。
したがって、使われるシチュエーションが全く違います。
ただ、読み方が全く同じなので、この2つの文字が誤用されることが少なくないという事実はあります。
「終焉」の例文
・『大きな潮流の終焉が訪れる時には、必ず新しいものが生まれています』
・『物事の終焉は突然やってきます』
「終演」の例文
・『本日の演目はこれにて終演となります』
・『終演後に劇場の裏で出待ちをしています』
まとめ
この記事では、「終焉」と「終演」の違いを、解説してきました。
序文でも述べたように、これらの言葉は私たちの身近にあります。
この機会にこれらの正しい使い方を勉強しておきましょう。