この記事では、「紙芝居」と「絵本」の違いを分かりやすく説明していきます。
「紙芝居」とは?
「紙芝居」とは、複数の絵の書かれた紙を使った寸劇のことです。
その絵には物語に沿った内容が描かれており、それを見せながら、どのような話なのか語っていく形式で進みます。
ほとんどが有名な昔話のそれで、絵はアニメがいくつかのコマに切り取られたようなものだと考えると分かりやすいでしょう。
それを見せながら、ナレーションや各登場人物のセリフが読み上げられる形になります。
テレビがまだ一般的ではなかった時代には、これを大勢の子供に見せにやってくる「紙芝居屋」なるものが存在していましたが、時代の流れから、現在では子供相手の出し物として、何かのイベントなどでたまに行われる程度になっています。
「絵本」とは?
「絵本」は、物語に沿った絵と共に、その場面ごとのシチュエーションやセリフが一緒にそこに描かれている本になります。
子供向けのものがほとんどで、こちらも有名な昔話のものが多く存在しており、先の「紙芝居」を一人で楽しめるものだとも考えることができます。
子供自らが読む場合だけでなく、親が子供に絵を見せながら読み聞かせるといったことも多く行われています。
「紙芝居」と「絵本」の違い
「紙芝居」と「絵本」の違いを、分かりやすく解説します。
「紙芝居」では、多人数を相手にシチュエーションごとの絵と共に、それに合った内容の朗読が行われます。
「絵本」は、1人で読むことができ、書かれている文字は「紙芝居」で聞かされるものとほとんど同様です。
こちらも誰かに読んでもらうことができますが、ただ内容を読み聞かせる(聞かされる)ものではなく、絵と共に楽しむものです。
まとめ
「紙芝居」と「絵本」は、このように違います。
「紙芝居」は、似たようなものがお笑い芸人の「芸」として行われることがあり、それとはまた違ったものだと解釈してください。