この記事では、「立ち会う」と「居合わせる」の意味や違いを分かりやすく説明していきます。
「立ち会う」とは?
親しい人の状態がどうなるか静かに見守る行動を「立ち会う」【たちあう】といいます。
子供が車に轢かれて両足に大怪我を負い、病院に運ばれて精密検査を受けるとき、経過を確かめるためその場に付き添うといった行動を指すのです。
他には、敵対していた国の代表者が和解するため契約を交わす際に保証人として「立ち合う」ことで仲直りしたと立証します。
「居合わせる」とは?
前から計画的に予定を立ててその場所に行くのではなく、たまたま同じ所に居ることを「居合わせる」【いあわせる】といいます。
例えば、たまたま出張で行った街で店に入り食事していると強盗が入ってきて、レジからお金を盗んだ行動を目撃したとき犯人を取り押さえるわけです。
このように、事故や事件が起きた場所で偶然にも居たことで遭遇するその状況を指します。
「立ち会う」と「居合わせる」の違い
「立ち会う」と「居合わせる」の違いを、分かりやすく解説します。
家族や友人など親しい人が検査したり、手術を受けるとき一緒にその場に行き、経過を見ることを「立ち会う」といいます。
もう一方の「居合わせる」はたまたま現場に居合わせたために事件を目撃する状況を指す言葉です。
この2つの違いは、「立ち会う」は計画的に予定を立てては一緒に行動しますが、「居合わせる」は本当に偶然で、そこに居たという違いがあります。
「立ち会う」の例文
・『嫁が出産するので、仕事を切り上げて病院に行き立ち会った』
・『心臓手術を受ける娘が心配なので、最後まで立ち会った』
「居合わせる」の例文
・『事件の現場に居合わせた大家は手がかりとなる物を拾った』
・『同じ場所に居合わせた上司に頼み、書類を読み上げてもらった』
まとめ
とても似ている行動を指す言葉ですが、計画的にその場所へ立つか、予測もなしに居たかという違いがあると認識しておくといいでしょう。