「私腹を肥やす」とは?意味や言葉の使い方など分かりやすく解釈

「私腹を肥やす」とは? 言葉の意味

この記事では、「私腹を肥やす」の意味を分かりやすく説明していきます。

「私腹を肥やす」とは?意味

「私腹を肥やす」【しふくをこやす】は「公的な立場を利用して、個人的な利益を殖やすこと」を例えた慣用句です。

「私腹」は自分の財産を指します。

もともと「腹」にも「自分の持ち金」という意味がありますが「私腹」と表現することで、私的な持ち金であることが強調されています。

また「肥やす」には不当に利益を殖やすという意味があり、「私腹を肥やす」は私利を不当に殖やすことを表します。

単に「腹」ではなく「私腹」という言葉を使っていることから「私腹を肥やす」は自分の持ち金を元手に利益を殖やしたのではなく、公的な立場を利用して得たお金であることがうかがえます。

「私腹を肥やす」の言葉の使い方や使われ方

「私腹を肥やす」は、会社の職権や公的な地位を利用して個人的な利益を殖やす行為を表します。

具体的には「会社の経費を横領する」「取引先からわいろを受け取る」のように不正をして私利を得るケースが「私腹を肥やす」と呼ばれます。

「私腹を肥やす」の例文

「私腹を肥やす」を使った例文を挙げます。

・『経営者という立場を悪用して私腹を肥やす』
・『20年にわたって私腹を肥やしていた政治家が逮捕される』

まとめ

「私腹を肥やす」は、公的な立場を利用して私利を殖やす不正な行為を表します。

「自分のお腹を太らせる」という意味ではないので、誤解しないよう注意しましょう。

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