「私だけを見て」やそれに類する花言葉は、相手が自分ではなく仕事や趣味などに夢中になってしまっている時や、相手が他の人に目移りしてしまっている時などに使えるでしょう。
なかなか口に出して言えるものではないので、花に代弁してもらうには良いメッセージです。
とはいえ独占欲を感じさせる重いメッセージだと取られがちなので、使うタイミングや使い過ぎには気を付ける必要があります。
「私だけを見て」の花言葉を持つ花
「私だけを見て」を表現するのに使えそうな花のうち、比較的知名度の高いものや入手性の良いものをご紹介します。
「シロツメクサ」
シロツメクサはクローバーとしてもよく知られているマメ科シャジクソウ属の花です。
日本でも道端や公園、広場などでよく見かけられるほか、四つ葉のものは「四つ葉のクローバー」という幸運のシンボルとして扱われます。
主な花の色は名前通り白で、主な開花期は春。
花言葉は「私を思って」「私のものになって」「幸運」「約束」「復讐」などです。
一部恐ろしい花言葉もありますが、幸運のシンボルとして知名度が非常に高いこともあり、ギフトとしては扱いやすいでしょう。
「パンジー」
パンジーは観賞用として人気があるスミレ科スミレ属の花です。
日本でも花壇に植える花や鉢植えなどとして非常にポピュラーで、カラフルで育てやすいうえに開花期も長いことから駅や役所、学校、公園などでもよく見かけられます。
花言葉は「私を思って」「もの思い」など。
これらはその花がもの思いにふける人の顔のようにうつむいていることからきているといわれています。
「キバナカタクリ」
キバナカタクリはユリ科カタクリ属の花です。
片栗粉の原料として知られるカタクリの仲間ではありますが、名前通り黄色の花を咲かせる(カタクリの花は紫)ほか、カタクリよりも花が大きく、繁殖力も強いという違いがあります。
花言葉は「私だけを見て」「嫉妬」「上品」など。
海外ではスプリング・エフェメラル(春の妖精、春に咲く花)のひとつとされています。
「ガマズミ」
ガマズミはガマズミ科ガマズミ属の花です。
ふわふわした雰囲気があるその白い花だけでなく、その赤くて丸いつややかな実も観賞用とされます。
また果実は薬や果実酒としても利用されるようです。
花言葉は「私を見て」「私を無視しないで」「恋の焦り」「結合」「愛は死より強し」「無視したら私は死にます」など。
ネット上では恐ろしい花言葉を持つ花のひとつとして話題に上がることがあります。
「私だけを見て」と似た花言葉を持つ花
例えばイカリソウには「あなたを捕まえる」「君を離さない」、アイビーには「死んでも離れない」という花言葉があり、これらも場合によっては似たように使えるでしょう。
またヒマワリには「私はあなただけを見つめる」という逆の意味を持つ花言葉があります。
まとめ
「私だけを見て」と表現するのに良い花としてはシロツメクサ、パンジー、キバナカタクリ、ガマズミなどが挙げられます。
またイカリソウやアイビーなども場合によっては似たように使えるでしょう。