庭に風格や楽しさを出せるのが石灯籠です。
風水では縁起物と言いますが、日本では使い方が難しい所もあります。
石灯籠の効果や、気をつけたいポイントは確かめてみてください。
「石灯籠」の風水での効果
元々石灯籠はろうそくを入れて夜道や庭を照らすために置かれましたが、邪気を払うので縁起が良いとされてきました。
足がない置き灯籠、お寺や庭の春日灯籠、三本足の雪見灯籠などがあります。
火の気を持つ道具であるために、庭に温かな気を満たせるものです。
石灯籠には丸と三日月の穴が開いており、丸い穴は太陽が昇る「東」に、三日月の穴は「西」に向けて配置することで、運気上昇の効果が出ると言います。
喧嘩が多いお宅には、石灯籠を置くと円満になるとのことです。
運気を上げたいなら、太陽が昇る「東」、あるいは「西」や「北西」に置くことがおすすめできます。
「石灯籠」の風水で気を付けるべきこと
石灯籠は安定感が足りないとして、嫌う人もいます。
実際に古い石灯籠であるほど劣化し、倒れて事故が起きる可能性は否定できません。
石灯籠は倒れないよう、しっかり固定することが必要です。
火の気を持つ石灯籠なので、水と合わせると気が乱れると言われます。
水辺に使う場合、水の気を持つ北に置くと冷えが増し、火を意味する南に置くとエネルギーが強くなりすぎるので注意してください。
また丸い穴と三日月の穴の方向を間違うと、本来の効果がないので気をつけましょう。
気がかりなのは、日本の武家では古来より石灯籠が敬遠されたことです。
その理由は朝廷に対立し、死後に怨霊となった平将門に関わります。
平将門が大手町の首塚に葬られた時、石灯籠を立てたので、祟られるとか縁起が悪いと言い伝えられて来たのです。
武家が石灯籠を置くと必ず家が没落すると言うので、置かない方が良いかも知れません。
まとめ
風水で石灯籠は縁起が良いもので、邪気を払ったり運気を上げ、家庭の不和を改善する効果があるのでした。
しかし使い方を間違うと効果が出なかったりもします。
武家のお宅で使うと没落に繋がるという話もあるので、石灯籠の使い方はよく考えてみてください。