「真摯に向き合う」とは?
ビジネスや日常生活などにおけるこのフレーズの使い方や例文を徹底した解釈で以下に詳しく説明します。
「真摯に向き合う」とは?
特にビジネスシーンにおいて、このフレーズを耳にすることは多い感じです。
一見、難しいような言いまわしですが、意外によく使われているため、初出感は少ない印象です。
このフレーズの「真摯」は「しんし」と読み、「ひたむきに」「真面目に」「熱心に」という意見合いのある、偽りがなく真面目で意欲のある態度を表わす形容詞です。
「向き合う」は「問題などに直面する、対峙する」と言った意味になります。
「真摯に向き合う」の使い方や使われ方、使うときの注意点
このフレーズは、「相手の立場に立って真面目に話を聞くこと」「真面目に取り組むこと」を意味しており、目上の人に自分の意欲や熱意を示すときに用います。
この表現は公の場で使うような畏まったフレーズのため、日常生活ではほとんど使われることはなく、政治家が演説で使ったり、ビジネスシーンで何かお詫びをする際によく使われている印象があります。
このフレーズを使う上での注意点は、課題や問題点に対する具体的な向き合い方の表明です。
ただ、「真摯に向き合います」だけでは「真面目にやります」と言っているだけで、真実さや誠実さ、熱心さが伝わってきません。
本気度、やる気度を示すには「再発防止に尽力します」「会社の更なる成長に寄与します」「初心を忘れずに職務に当たる所存です」といった真摯に向き合うための具体的な姿勢や意気込みなどを付けて話す必要があります。
「真摯に向き合う」を使った例文や文章
・『自分の仕事に対して真摯に向き合う』
・『お客様の声に真摯に向き合い、真の問題点や課題を見つけていきましょう』
・『ご利用者からのご指摘に真摯に向き合う』
「真摯に向き合う」の類語や言い替え
このフレーズに類似した言葉や言い替えの一例を紹介します。
「真剣に取り組む」は今までよりも本気で取り組むといった意気込みが強い表現です。
「緊張感を持ち、気持ちを新たにして」という意味があります。
「熱心に取り組む」は必死になる、本気を出すと同じような意味合いで、「物事に対して積極的に取り掛かる」という意です。
「懸命に取り組む」は全力を尽くして取り組むと言った努力の大きさを表わす表現です。
まとめ
このフレーズは、あまり日常生活では使われませんが、社会人として知っておきたい言いまわしです。
誰がどんなシーンで言って、どんな効果があったかを常に見ておき、自分のものとして使えるよう訓練しておきましょう。