この記事では、「目線」と「視点」の違いを分かりやすく説明していきます。
「目線」とは?
「目線」は「視線」や「その立場における物事に対する考え方や捉え方」、「写真の中の人物を特定しづらくするために、目の部分を覆い隠すように加工した帯状の線やぼかしのこと」を意味する言葉です。
「目線」の使い方
「目線」は名詞として使われています。
「視点」とは?
「視線の注がれるところ」や「物事を見たり、考えたりする立場」、「観点」、「透視図法において、画像と直角に交わる仮定の一点」、「対象を眺める位置」を意味する言葉です。
「視点」の使い方
「視点」は名詞として使われています。
「目線」と「視点」の違い
「目線」と「視点」はどちらも主に「目の向き」や「目で見ている方向」、「その立場における物事に対する考え方や捉え方」という意味を表す言葉です。
したがって、二語は類義語の関係に当たると解釈できるでしょう。
「目」という漢字には「め」や「まなこ」、「見る」や「見つめる」などの意味が含まれています。
一方、「視」にも「みる」や「目で見る」、「じっと見る」、「みなす」などの意味が含まれています。
「目線」の例文
・『不意に彼女と目線が合ってしまった』
・『彼に見つめられた私は思わず目線を逸らしてしまった』
・『カメラ目線で写真に写っている男性が話題になっている』
・『1つの物事に対し、目線を変えて考えるのも面白い』
「視点」の例文
・『彼は独特な視点を持っているので話していて面白い』
・『物事に行き詰まった時は一旦、視点を変えてみることも大切だ』
・『相手の視点に立ってから言葉を選ぶ必要がある』
・『色々な視点からの意見を取り入れていくべきだ』
まとめ
「目線」と「視点」はどちらも主に「目の向き」や「目で見ている方向」、「その立場における物事に対する考え方や捉え方」という意味を指す言葉であり、二語は類義語の関係に当たるということでした。