この記事では、「白ごま」と「黒ごま」の違いについて紹介します。
白ごまとは?
ごまは種子の外皮の色によって分類されており、外皮の色が白いものが白ごまです。
ごまはゴマ科ゴマ属の植物の種子で、紀元前から世界中で利用されていました。
漢字では「胡麻」と書きますが、元々は中国名です。
現在のイランにあたる「胡」という国から来た麻の種子という意味があります。
それが日本にもそのまま伝わりました。
白ごまは、すり鉢などですり潰して和え物にしたり料理の薬味として食べられています。
ごま団子などのお菓子に使われることも多いです。
ごまドレッシングやごま豆腐など、白ごまを使った食べ物や調味料もあります。
黒ごまとは?
黒ごまは、ごまのうち外皮の色が黒いものをいいます。
ごまの中でも香りが良いので、世界では香辛料として使われています。
日本でも様々な料理やお菓子に使われており、赤飯やきんぴらごぼうにアクセントとして加えることもあります。
ふりかけ等にも用いられています。
白ごまと黒ごまの違い
白ごまと黒ごまの違いは、味や香りにあります。
白ごまは控え目な味わいで、ほんのりとした甘みが感じられます。
黒ごまの方が香りは強いです。
また、白ごまは皮が白くて薄いですが、黒ごまは皮が黒く厚くなっています。
黒ごまの皮にはアントシアニンというポリフェノールが豊富に含まれており、老化を防止する抗酸化作用があります。
白ごまはごまの中では粒が大きく、脂質が多いです。
そのためごま油の原料にも使われています。
白ごまの脂質にはリノール酸やオレイン酸が含まれていて、動脈硬化を予防する効果もあるといわれています。
セサミンも多く含まれていますが、黒ごまにあるアントシアニンは含まれていません。
まとめ
白ごまは控え目な味や香りで、黒ごまは香りが強いという違いがあります。
また、黒ごまにはアントシアニンが豊富に含まれていますが、白ごまには含まれていません。
白ごまにはセサミンやリノール酸、オレイン酸などが豊富に含まれています。