「登山」と「登頂」の違いとは?分かりやすく解釈

「登山」と「登頂」の違いとは? 言葉の違い【2語】

山登りに関係する言葉として「登山」「登頂」があります。

この二つはどのような基準で使い分けられているのでしょうか。

今回は、「登山」「登頂」の違いを解説します。

「登山」とは?

「登山」とは、「山に登ること」を意味する言葉です。

「登山」の使い方

自然に親しみ日常にはない体験を求めて山に出掛け上を目指して登る行為を表します。

一般的にはレジャーやレクリエーションなど行楽目的で山に登ることを表しますが、未開の山を探検したりスポーツとして難所に挑戦したりなど目的や手段を問わず山に登る行為全般を指す言葉です。

基本的に頂上を目的地に設定しふもとから登る行為を指しますが、展望台や山小屋などがある山の中腹を目指しての移動や徒歩ではなくロープウェイやケーブルカーなどの乗り物を利用しての移動も「登山」の一種に含まれます。

「登頂」とは?

「登頂」とは、「山の頂上に登ること」を意味する言葉です。

「登頂」の使い方

山の1番高い地点のことを頂上と言います。

山に登り頂上まで到達することを表す言葉が「登頂」です。

山登りは基本的に頂上を目指して登るものなので「登頂」は山登りの目標達成を表します。

ただし、山登りは登るだけでなく道を下って無事に下山するまでが行程なので「登頂」したからといって必ずしも成功ではありません。

下りの行程を考えれば「登頂」折り返し地点であり、残り半分を下り終えたところで登山の成功です。

「登山」と「登頂」の違い

「登山」が山に登ることそのものを表すのに対し、「登頂」は山に登って頂上に到達することを表します。

「登山」には山に登る行為そのものの他にレジャーやスポーツの意味合いもありますが、「登頂」が表すのは頂上に到達することのみです。

「登山」の例文

・『登山に出かける』
・『若い女性の間で登山がブームになっている』

「登頂」の例文

・『エベレストの登頂に成功する』
・『5大陸の最高峰全てを登頂した』

まとめ

「登山」「登頂」は表す意味が全く異なる別の言葉です。

それぞれ何を表しているのかを正しく理解し使い分けてください。

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