「発行」と「発刊」の違いとは?分かりやすく解釈

「発行」と「発刊」の違いとは? 言葉の違い【2語】

この記事では、「発行」【はっこう】と「発刊」【はっかん】の意味や違いを分かりやすく説明していきます。

「発行」とは?

雑誌や会場に入場券を発売することを「発行」【はっこう】といいます。

連載漫画を売るときは「19巻を来週の火曜日に発行する」といった使い方して、何がいつ売られるか伝えるわけです。

他にも、株主にはどの企業株をいくつ買ったかが分かる証券を渡したり、店で何月何日まで使えると期日が記載されている割引券を「発行」する場合もあります。

「発刊」とは?

世の中に新しく出す本を「発刊」【はっかん】といいます。

まだ世間に出されていない情報雑誌や問題集、参考書といったものを書店に並べて売り出すといった行為を指すわけです。

使い方としては、「女性雑誌が発刊する」というように、買う側がいつ何が発売されるか把握するときに使います。

反対に、「発刊する本の予約を受け付けている」と書店側が知らせるわけです。

「発行」と「発刊」の違い

「発行」「発刊」の違いを、分かりやすく解説します。

何をいつ購入したか明らかにする証明書や書籍、施設への入場券などを人に渡すのが「発行」といいます。

とくに、お金払った人を対象に渡す行為を指す言葉ですが、割引券は店を利用したとき「発行」されるものを指すわけです。

もう一方の「発刊」はまだ販売していない新しい本を書店や通販で販売するときに使われているという点数が違います。

「発行」の例文

・『書店で初めて手にする今日発行した雑誌を2冊買った』
・『漫画のイベント会場で90番目の入場券を発行された』

「発刊」の例文

・『明日は1ヶ月前から予約していた本が発刊されるので、胸が躍る』
・『発刊する雑誌を一番乗りで購入するため、本屋に向かった』

まとめ

「発行」には印刷した券や紙幣を世に出すとき使われていて、「発刊」は新しく販売する本を指す言葉をご紹介しました。

どういったものがどちらの言葉に相応しいかよく考えてみるといいでしょう。

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