この記事では、「異存なし」と「異論なし」の違いを分かりやすく説明していきます。
「異存なし」とは?
異存なしは、いぞんなしと読むのが正解な言葉です。
文字で書かれたこの言葉を見れば理解出来る事でしょうが、他とは違う考えや反対の意見、不服といった意味を持っている、異存の漢字に、存在しない事等の意味を有している、なしの文字を付け足す事で成立した言葉となっています。
だからこそ異存なしは、反対意見や不服はないといった意味を表すのです。
つまりは相手の意見や提案に対して、同意する際に、この異存なしの言葉が使われたりします。
「異論なし」とは?
異論なしは、いろんなしと読むべき言葉です。
文字で記されたこの言葉を目にすれば分かる事ですが、他と違った意見とか、異議といった意味の、異論の漢字に、ないという意味がある、なしの文字を組み合わせる事で完成した言葉となっています。
以上の事から異論なしは、違っていたり異なる意見はない、という意味を示すのです。
要するに、相手の提案や意見に対して、反対する様な別の意見がない場合に、この異論なしの言葉が用いられていたりします。
「異存なし」と「異論なし」の違い
異存なしと異論なしの文字表記を並べてみると、2文字目の漢字が、存と論という違いがある事に気付けるものです。
逆に言えば、他の3つの文字は同じであり、しかも相手の意見に異議はない、という意思表示に使用される言葉となっています。
そのため表現する意味もほとんど同じで、同じ様に使用されている言葉です。
とはいえ、比較した場合には、異存なしの方が使われる頻度が多い言葉となっています。
まとめ
2つの言葉には共通する文字が多く使用されているだけでなく、どちらも反対する意見や異議はない、という同じ意味合いを所有しているのです。
そのため同じ様な場面で利用される言葉であり、類語の関係となっています。
ただし2つを比べた場合、異議なしよりも異存なしの方が使用頻度が多めな言葉であり、より一般的な言葉と言えるのです。