「煽り耐性」とは?意味や言葉の使い方、概要(元ネタ)など

「煽り耐性」とは? 言葉の意味

この記事では、「煽り耐性」【あおりたいせい】の意味や使い方、例文を分かりやすく説明していきます。

「煽り耐性」とは?意味

人からの冷やかしやひどい煽りに耐えられるよう忍耐を身につけている人を「煽り耐性」【あおりたいせい】と言います。

若者の間では、電子掲示板で苛立つ言葉を書いたり、嫌味なことを言って精神的に落ち込ませるような人に対してわざと誹謗中傷し、相手を挑発します。

意図的に周囲が精神状態を悪化させては怒らせて、その様子を見てあざ笑ってストレスを解消するわけです。

刺激を与えることでパニックに陥るその様子は滑稽であり、面白いと感じる人は多く、掲示板では煽って誰が一番苛立たせたかを競って遊ぶことがあります。

そのような煽りにどのくらい耐えられるかを表すのが「煽り耐性」になります。

「煽り耐性」の概要

インターネット上で使われているスラング用語での「煽り耐性」は、周囲から落ち込むような言葉を投げつけられたり、ひどい言葉をぶつけられてもひたすら耐える忍耐力を確かめて、煽られる人の性質を見ることがあります。

煽られた方は、いくら激しく罵られたとしても、名誉を傷つけられる言葉を言われてもひたすら我慢できるか忍耐力を試されているので、煽られてもひたすら耐えなければなりません。

若者の間では煽られても簡単には動じず、暗い気持ちにならない人を「高い煽り耐性がある人」と言い表し、すぐに動じて同様するような者は「煽り耐性が低い駄目なやつ」と揶揄します。

「煽り耐性」の言葉や使い方や使われ方

失敗したとき、馬鹿にする言葉を言い放って嫌がらせをしてもまったく気持ちがぶれずに平然とやり取りする人を「煽り耐性が高いやつ」と驚きと感動を表します。

本当はあざ笑っているというのに、褒められていると勘違いしている人に対しては「マジで馬鹿な煽り耐性の低いやつ」と相手を侮辱するわけです。

わざと罠にかかるようなことを言って落ち込ませようとしているのに、まったく動じない人には「煽り耐性全快だわ」と驚きを伝えたり、冗談なのに、真剣に受け止める者へは「残念な煽り耐性だ」と蔑む気持ちを伝えます。

他にも、大人なのに「煽り耐性がまったくないのはみっともない」と、遠まわしに相手を馬鹿にする気持ちを伝える言葉です。

「煽り耐性」を使った例文(使用例)

・『普段は根性がないのに、ゲームになるとすごく煽り耐性になる』
・『煽り耐性になるには、普段から何を言われても動じない訓練が必要だ』
・『女性の煽り耐性は、複数の男性に責められてもいっさい動じないから恐ろしい』
いつもはすぐ人に流される人であるのに、ゲームになると気が強くなり、ひどい言葉を言われても動じないのは普段から忍耐力を鍛えているからです。

そんな耐性がある女性が男性にも負けない根性を持つ人はどこか怖さを感じさせるほどすごいと感じる人もいるのです。

まとめ

煽られても耐えぬく姿勢を確かめるため卑猥な言葉を投げつけたり、悲しくなるようなことをぶつけて度胸を試すのが「煽り耐性」になります。

誰でも特訓することで耐性はつけられますので、日頃から落ち着きがある行動したり、簡単に心が乱れないよう静かに過ごすなど心がけてみるといいでしょう。

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