「濃密」という言葉の対義語を取り上げて詳しく説明していきます。
さらに「濃密」を連想することになる対義語(反対語)について紹介します。
「濃密」の対義語
「濃密」(のうみつ)の対義語は「希薄」(きはく)です。
「濃密」という言葉は「密度が濃いさま」を意味しています。
「濃密」には「体験する事柄や行為の内容の密度が濃くて味わいが深い」といった意味のニュアンスがあります。
「濃密」とは反対の意味を持っている対義語が「希薄」になります。
「希薄」という言葉は、「濃度が薄くて密度も小さいさま」を意味しています。
「希薄」というのは、「薄い・濃くないさま・ある物事に対する意識や注意が弱いさま」を意味する言葉なのです。
「濃密」を連想する対義語(反対語)
「濃密」という言葉を連想することになる対義語・反対語には以下のようなものがあります。
「淡泊」【たんぱく】
「淡泊」という言葉の意味は、「しつこくなくてあっさりしているさま」になります。
「淡泊」には、「主観的な欲望や執着の強度が弱くてさっぱりしている」のニュアンスが備わっています。
その意味合いから「淡泊」は、「主観的な思いが強くて体験の濃度が濃いさま」を示す「濃密」を連想させる対義語になります。
「くどくない」
「くどくない」というのは、「しつこさがないさま・あっさりしている」を示している言葉になります。
「くどくない」という言葉には、「執着心が弱いためにさっぱりとしたやり取りができる」といった意味のニュアンスがあります。
「くどくない」は、「体験や思いの濃度が濃いさま」を意味する「濃密」とは逆の意味を持っている反対語なのです。
「空疎」【くうそ】
「空疎」という言葉は、「物事の内容がなくて空虚なさま」を意味しています。
「空疎」には、「外見は整えているが、その物事に実質や体験の強度がともなっていない」といった意味のニュアンスがあります。
「濃密」は反対に、「ある物事や経験の濃度が濃くて充実しているさま」を示しています。
言葉の意味の違いから、「空疎」は「濃密」を連想させる反対語といえます。
まとめ
「濃密」と反対の意味を持つ対義語は「希薄」になります。
この記事では「濃密」と「希薄」の意味を解説して、「濃密」を連想させる対義語(反対語)として「淡泊・くどくない・空疎」を紹介しました。
「濃密」の対義語・反対語について詳しく知りたいときは、この記事を参考にしてください。
