この記事では「演繹法」の読み方を分かりやすく説明していきます。
「演繹法」の正しい読み方は「えんえきほう」
「演繹法」は「えんえきほう」が正しい読み方になります。
「演繹法」の間違った読み方や間違いやすい読み方
「演繹法」の「繹」は音読みで「エキ」と読みますが、普段あまり使われない漢字であるため、その読み方はあまり知られていません。
似ている漢字の「澤」「鐸」が「タク」と読めることから「繹」も「タク」と読めるようなイメージが持たれ、「えんたくほう」と読み間違えられがちです。
「演繹法」について説明
「演繹法」とは、一般論を正しいものと仮定した上で、理由や証拠を挙げて「一般論はやはり正しい」という結論を論理的に導き出す思考法のこと。
「演繹」とは命題から考え方をひろげて結論につなげていくことです。
「演繹法」は一般論を大前提とし、次に理由や証拠といった小前提を取り上げ、結論を導き出す、と3段階で推論するため「三段論法」とも呼ばれます。
例えば「肉を食べると元気が出ます。
なぜなら、肉にはたんぱく質やビタミンなどの体に必要な栄養が含まれているからです。
つまり、肉は栄養があるので食べると体が元気になるのです」といったように「Aは○○だ。
なぜならAは△だからだ。
だからAが○○という考えは正しい」という推論ができます。
思考法にはこのほかに「帰納(きのう)法」があります。
これは、複数の事例を取り上げ、それらに共通する事象を見つけてルールを導き出し、結論をまとめるというもので「演繹法」とは、論理を進める順序が逆になります。
まとめ
「演繹法」は「えんえきほう」が正しい読み方になります。
読み方は難しいのですが、文章の構成を考える時、経営戦略を立てる時に使える思考法として注目されているので、言葉の意味と正しい読み方は是非覚えておきたいものです。