「溺れる」と「沈む」の違いとは?意味や違いを簡単に解釈

「溺れる」と「沈む」の違いとは? 言葉の違い【2語】

この記事では、「溺れる」「沈む」の意味や違いを分かりやすく説明していきます。

「溺れる」とは?

川や海の中に入ったとき足がつったり、波にのまれて普通に泳げなくなることを「溺れる」【おぼれる】といいます。

それほど疲れているときは体に力が入らないので海面に出られなくなり、水中の中に沈んでしまうのです。

かなり海面に出るには力を必要としますが、その体力がなければ浮かんでこれなくなり死んでしまう恐れがあります。

主に、溺れそうになるのではなく、すでに水の中でもがき、苦しんでいる状態を指すのです。

「沈む」とは?

水の中に人や船が海底まで落ちていく様子を「沈む」【しずむ】といいます。

例えば、船の底に亀裂が入ったときそこから海水が入り込み、重さで海底にゆっくりと落ちていくという様子を表せるのです。

もう救いようがない状況でもあり、あとは静かに海の中に船が消えていくのを見守るだけの状況を指します。

使い方としては、「座礁した大型船が沈む」と、荷物と共に海底へ消える乗り物の姿を表すのです。

「溺れる」と「沈む」の違い

ここでは「溺れる」「沈む」の違いを、分かりやすく解説します。

泳げなくなった人が水の中でもがき、苦しんで水の中に落ちていく状態を「溺れる」といいます。

もう一方の「沈む」は海面を移動する乗り物がぶつかったり、亀裂ができたので海中に落ちていく状況を伝えるとき使う言葉です。

どちらも水の中に落ちていくところは同じですが、「溺れる」は命ある動物が水の中で体に異常が起きたとき見せる動きであり、「沈む」は乗り物に問題が起きて水の中に落ちていく状況や、心奪われた物、人の状態を伝えられます。

「溺れる」の例文

・『兄と一緒に泳いでいた弟がとつぜん川で溺れる』
・『男の心を読み取り、転がし方が上手い彼女に溺れる』

「沈む」の例文

・『姉は海面に沈む満月の美しい姿にうっとりする』
・『舟が岩と衝突して、川の中に沈む前に脱出した』

まとめ

水の中に落ちていくさまを伝えられますが、人か乗り物がどういった動きするかに目を向ければおのずと違いに気が付くでしょう。

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