「決算」という言葉の対義語を取り上げて詳しく説明していきます。
さらに「決算」を連想することになる対義語(反対語)について紹介します。
「決算」の対義語
「決算」【けっさん】の対義語は「予算」【よさん】です。
「決算」という言葉は、「決まった期間の収入と支出を計算して損益を確定する経理」を意味しています。
「決算」には、「ある期間においてどれだけの収入と経費があったのかを正確に計算して簿記のルールに依拠して記帳する」といったニュアンスがあります。
「決算」とは反対の意味を持っている対義語が「予算」です。
「予算」は「あらかじめいくら費用がかかるのかを計算しておく」を意味している言葉です。
「予算」の言葉には、「まだ決算となる計算が終わっていない段階で大まかな計算をしておく」のニュアンスが伴っています。
「決算」を連想する対義語(反対語)
「決算」という言葉を連想させられる対義語・反対語には以下のようなものがあります。
「見積もり」【みつもり】
「決算」は「実際の収入や経費の数字を元にして計算をすること」を意味している会計用語です。
それに対して、見積もりというのは「実際にはまだ確定していない数字・料金を大まかに計算して提示する」といった意味合いを持っています。
このように二つの言葉は異なる意味を持っているため、「見積もり」は「決算」を想起させやすいのです。
「試算」【しさん】
「試算」という言葉は、「どれくらいの利益が出るのか経費がかかるのかを試しに計算してみること」を示しています。
「決算」は反対に、「実際の営業活動の結果として出てきた収入・支出を使って計算すること」を意味している言葉です。
それぞれの意味が正反対であることから、「試算」は「決算」をイメージさせやすい対義語になっているのです。
「どんぶり勘定」【どんぶりかんじょう】
「決算」には、「正しい売上や経費の数字を前提にしてきちんと正確に計算する」といった意味のニュアンスが伴っています。
一方、「どんぶり勘定」というのは「正確な計算を二の次にして、大まかな数字で大雑把に計算してしまうこと」を示唆しています。
両者は正反対の意味を持つため、「どんぶり勘定」は「決算」を連想させることの多い反対語といえるのです。
まとめ
「決算」と反対の意味を持つ対義語は「予算」になります。
この記事では「決算」と「予算」の意味を解説して、「決算」を連想させる対義語(反対語)として「見積もり・試算・どんぶり勘定」を紹介しました。
「決算」の対義語・反対語について詳しく調べたいときは、この記事をチェックしてみてください。