「永続性」とは、一般的にはある物事が長続きすることを指します。
同義語は持続性。
花言葉単体で考えるなら、愛や友情、平和や幸せな生活が長く続きますようにと願う時に向いています。
また他の花言葉と組み合わせることで、より多くの使い道を見いだすこともできるでしょう。
「永続性」の花言葉を持つ花
「永続性」を表現するのに使えそうな花のうち、比較的知名度の高いものや入手性の良いものをご紹介します。
「ハナミズキ」
ハナミズキはミズキ科ミズキ属の落葉高木です。
アメリカではとても愛されている木のひとつで、バージニア州とミズーリ州においては州木に、ノースカロライナ州においては州花に指定されています。
また元々日本には無かった木ですが、1915年にアメリカから60本のハナミズキが贈られたことをきっかけに導入され、今では街路樹として非常に人気です。
ちなみにこのハナミズキは1912年に日本が贈ったソメイヨシノ(サクラ)の返礼であったことから、ハナミズキには「返礼」をはじめ「永続性」「私の想いを受けとめてください」「華やかな恋」などの花言葉が与えられています。
ゆえにハナミズキは友好の絆、特に日米間の絆が長く続きますようにという願いにはとてもふさわしいといえるでしょう。
アメリカ人の恋人や友人がいらっしゃる方にはぜひ。
「モクレン」
モクレンはモクレン科モクレン属の落葉低木です。
元々は薬用として中国から日本に持ち込まれたそうですが、今では庭木として親しまれています。
白やピンク、赤紫の花を上向きに付けるのが特徴で、開花期は4〜5月。
また樹高5mほどとコンパクトなうえに耐寒性や耐暑性に優れており、初心者でも育てやすいです。
花言葉は「持続性」「持続」「自然への愛」「崇高」「忍耐」「威厳」など。
「持続性」や「持続」といった花言葉は、モクレンが花木としては地球最古のもので、なんと1億年以上も前から姿が変わっていないといわれていることからきています。
ゆえにモクレンは古き良き伝統を守る、自然を守るといった活動には特にふさわしいでしょう。
「永続性」と似た花言葉を持つ花
例えば「永遠に変わらない」「永久不変」「変わらない誓い」などの花言葉を持つスターチスが似たように使えるでしょう。
ハナミズキやスターチスと違い木ではない、一般的な大きさの花であるうえ乾燥しても色があせにくいことからドライフラワーとしても優秀です。
カラーバリエーションも豊富なうえ、一年中出回っており入手しやすい点もポイント。
また場合によっては「永遠の愛」という花言葉を持つ99本のバラやキキョウ、「永久の幸福」という花言葉を持つフクジュソウなども良いでしょう。
まとめ
「永続性」やそれに類する花言葉を持つ花はハナミズキとモクレンです。
どちらも広く親しまれている花木であり、ハナミズキは友情、モクレンは伝統や自然を長続きさせる願いに持ってこい。
またドライフラワーとして人気のスターチスも似たように使えます。