「気候」と「季節」の違いとは?分かりやすく解釈

「気候」と「季節」の違いとは? 言葉の違い【2語】

時候をあらわす言葉は、色々とあります。

この記事では、「気候」「季節」の違いを分かりやすく説明していきます。

あやふやな言葉を、正しく覚えていきましょう。

「気候」とは?

気候(きこう)とは、その地域の大気の特徴をあらわしたもの。

1年間の天気や雨の量、気温などを計測して、分かりやすくまとめたものです。

例えば世界は5つの気候に分かれています。

ひとつは熱帯。

熱帯雨林があるジャングル地帯は温帯です。

そして空気が乾きやすい乾燥帯。

そして温帯と冷帯、寒帯などもあります。

ちなみに日本の気候は温帯です。

気候を知るとその地域のおおよその暮らしぶりを、知ることができます。

最近は温暖化の影響もあって「気候変動」という言葉がよく聞かれるようになってきました。

気候変動とは、短い間に「その地域の気候が大きく変わってしまうこと」です。

気候変動が起こると、想定外の災害が起こりやすくなります。

地球を救うためにも、変わりゆく「気候」とどう向き合っていくかが、各国の政策に求められています。

「季節」とは?

季節(きせつ)とは春、夏、秋、冬のこと。

四季をあらわす言葉です。

日照時間や気温の差によって分けた、まとまりになります。

例えば1年でもっとも過ごしやすいのが春です。

沿道に桜が咲き、入学式や入園式が開かれます。

そして気温がさらに高くなると夏を迎えます。

セミが鳴いて、プール開きや海開きもおこなわれます。

気温が下がる秋には、紅葉狩りや栗拾いをします。

コートが欠かせない冬には、雪まつりが開催されることもあります。

個性豊かな季節があることによって、そのシーズンならではの「旬の味覚やイベント」を楽しめます。

地球が与えてくれた大切な贈り物が「季節」です。

最近では温暖化の影響で「季節そのもの」が無くなるのではないかという意見もあがっています。

「気候」と「季節」の違い

どちらも天気や気温にまつわる言葉です。

「気候」「季節」の違いを、分かりやすく解説します。

・変わらない気候、変化する季節
「気候」「季節」はどちらも「き」から始まる言葉のため、区別を付けにくいです。

ただ1年通して変わらないものが気候、1年の間に移り変わっていくものが季節になります。

たとえば日本は温帯の気候に属していますが、冬になったとたんに冷帯の仲間入りをする訳ではありません。

また砂漠地帯などの乾燥帯が、春になると温帯に変わることもありません。

一方で同じ地域の中で、シーズンごとに変わるものが季節です。

日本では春、夏、秋、冬の季節がおよそ3か月ごとにやって来ます。

1年通していつも変わらないものが気候。

数か月ごとに変わるのが季節です。

まとめ

「気候」「季節」の違いを分かりやすくお伝えしました。

「気候」とはその地域の気温や降水量など、大気の様子をあらわしたもの。

季節はその地域におとずれる、1年間の四季です。

気候も季節も、その地域の未来を考える上で欠かせない情報となっています。

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