「気になる」と「気にする」の違いとは?意味や違いを分かりやすく解釈

「気になる」と「気にする」の違いとは? 言葉の違い【2語】

この記事では、「気になる」「気にする」の違いを分かりやすく説明していきます。

「気になる」とは?

「気になる」とは「気にかかる」「心配になる」などの意味を表す言葉です。

「気になる」の類義語には「懸念(けねん)がある」「気掛かり」「不安になる」「腑(ふ)に落ちない」などがあります。

「気にする」とは?

「気にする」とは「心にとめて不安に思う」「心配する」などの意味を表す言葉です。

「気にする」の類義語には「相手に注意やもてなしの気持ちを向けること」というニュアンスでは「気を遣う」「配慮する」「気配りする」「気に掛ける」「親身になる」などがあります。

「特定のものに対して注意を向ける」というニュアンスでは「気を付ける」「注意する」「注視する」などがあり、「特定の人をひいきにして可愛がること」というニュアンスでは「目を掛ける」「世話を焼く」「手塩にかける」「大事にする」などがあります。

また、「特定のものに対して特段気にかける」というニュアンスでは「留意する」「意識する」「心に留める」と類義語の関係に当たると言えるでしょう。

「気になる」と「気にする」の違い

「気になる」は自動詞であり、「気にする」は他動詞になります。

「気にする」は主体的に意識を向けるというニュアンスを表し、一方、「気になる」は他のことが原因で意識を向けざるを得ないというニュアンスを表しています。

したがって、二語が含めるニュアンスには微妙な違いがあるのです。

「気になる」の例文

・『蚊に刺された箇所がどうしても気になる』
・『最近、あの娘のことが気になって仕方がない』

「気にする」の例文

・『彼女に指摘されてから髪型を気にするようになった』
・『昔のことは気にするなと友達が言ってくれた』

まとめ

「気になる」は主体的に意識を向けること、「気にする」は他の要因によって意識を向けさせられることという意味を表すということでした。

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