「毛筆」と「硬筆」の違いとは?分かりやすく解釈

「毛筆」と「硬筆」の違いとは? 言葉の違い【2語】

「毛筆」「硬筆」は習字に関係する言葉です。

2つの言葉はそれぞれ何を意味しているのでしょうか。

今回は、「毛筆」「硬筆」の違いを解説します。

「毛筆」とは?

「毛筆」とは、「細い毛を束ねて作った筆記用具」もしくは「細い毛を束ねて作った筆記用具を使って文字を書くこと」を意味する言葉です。

「毛筆」の使い方

動物の毛や人間の髪の毛など細長い毛を一つに束ね墨やインクをつけて字や絵を書く筆記用具を「筆」といいます。

「毛筆」の本来の意味は筆記用具の筆のことですが、一般的には筆で字を書くことや筆で字を書く技術を表す意味で使われている言葉です。

柔らかい毛先に墨を付け半紙に文字を書く行為を表し、文字を書く技術の上達を目指して行われる修練を指すほか芸術として文字や絵を書くことも含みます。

「硬筆」とは?

「硬筆」とは、「鉛筆やボールペンなど硬い素材で作られた筆記用具」もしくは「硬い筆記用具を使って文字を書くこと」を意味する言葉です。

「硬筆」の使い方

鉛筆やボールペン、シャープペンシルや万年筆など先端が硬い素材で作られた筆記用具を指します。

一般的には筆以外を使って書く習字の一種を指す言葉として使われています。

小学校の授業でも行われており我々が日常的に使っている筆記用具による文字の書き方を習いますが、学校で使われる筆記用具はボールペンや万年筆ではなく書き方鉛筆と呼ばれる「硬筆」専用の鉛筆です。

「毛筆」と「硬筆」の違い

毛を束ねて作った筆や筆を使って文字を書くことが「毛筆」、硬い素材の筆記用具や固い筆記用具で文字を書くことが「硬筆」という筆記用具の先端の違いで区別されます。

「毛筆」の例文

・『毛筆を練習する』
・『祝儀袋に毛筆で名前を書く』

「硬筆」の例文

・『硬筆の展覧会が行われた』
・『硬筆を教えない学校が増えている』

まとめ

「毛筆」「硬筆」は筆記用具としての構造が異なります。

一般的には使う筆記用具が異なる習字のやり方を表す言葉として使われているので憶えておきましょう。

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