「毀誉褒貶」と「賛否両論」の違いとは?意味や違いを分かりやすく解釈

「毀誉褒貶」と「賛否両論」の違いとは? 言葉の違い【2語】

「毀誉褒貶」「賛否両論」はいずれも相反する事柄を一語で表した言葉ですが、それぞれ意味の違いはあるのでしょうか。

この記事では、「毀誉褒貶」「賛否両論」の違いを分かりやすく説明していきます。

「毀誉褒貶」とは?

「毀誉褒貶」「きよほうへん」と読む言葉で、「褒めたりけなしたりすること」「褒める意見やけなす意見が入り混じっている状態」を示します。

また、「様々な評判や評価」という意味も含まれています。

「毀誉」「称賛と悪口」という意味を持ち、「褒貶」「褒めることやけなすこと」「物事の良し悪しを述べること」といった意味を持ちます。

「賛否両論」とは?

「賛否両論」「さんぴりょうろん」と読み、「賛成意見と反対意見」または「賛成と反対の両方の意見がたくさんある状態」を示す言葉です。

主として、「賛成意見と反対意見が拮抗して優劣が付いていない状態」に対して使用される傾向があります。

「毀誉褒貶」と「賛否両論」の違い

次に、「毀誉褒貶」「賛否両論」の違いを分かりやすく解説します。

「毀誉褒貶」「褒めたりけなしたりすること」「褒める意見やけなす意見が入り混じっている状態」を示すほか、「様々な評価や評判」という意味で使用されることもあります。

一方、「賛否両論」「賛成意見と反対意見」もしくは「賛成と反対の両方の意見がたくさんある状態」を示し、特に「賛成意見と反対意見が同等の割合で存在して優劣が付いていないこと」に対して使用されることが多い言葉です。

「毀誉褒貶」の例文

「毀誉褒貶」「褒めたり悪口を言ったりすること」「様々な評価や評判」といった意味があり、主に人や物事の「良し悪し」「評価」を表す言葉として使用されます。

・『彼は国内外で毀誉褒貶が多い映画監督として有名だ』
・『常にわが道を行く彼女は、毀誉褒貶にも全く無頓着である』

「賛否両論」の例文

「賛否両論」「賛成意見と反対意見」「賛成と反対の双方の意見がたくさんある状態」を示します。

人の意見や物事に対して、同調する意見や反対する意見が両方存在する際に用いられます。

・『彼の提案には賛否両論があったが、将来性を見込んで採用することとなった』
・『マンションの管理規約改正については住民から賛否両論があがっている』

まとめ

「毀誉褒貶」「褒めることとけなすこと」を示し、「賛否両論」「賛成と反対の両意見」を示します。

二つの意味を正しく認識して、シーンに応じて使い分けられるようになりましょう。

ぜひ言葉の知識を深める参考にしてください。

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