この記事では、「死亡フラグ」の意味を分かりやすく説明していきます。
「死亡フラグ」とは?意味
「死亡フラグ」とは人が死ぬ伏線や前兆を指すネットスラングです。
人死の前兆や伏線と言っても、重い病気になり余命宣告を受ける、紛争地域など危険な場所に向かうなどの場合は「死亡フラグ」とは言いません。
主に創作物において死亡する展開になるキャラクターが、そうなる前にやりがちな言動を指したり、そういった言動をすることで、これから死ぬ伏線がはられた、死ぬ条件が満たされたということを指します。
「死亡フラグ」の概要
「死亡フラグ」は映画やドラマ、漫画やアニメなどの創作物で、登場人物が死亡する前にやりがちなこと、そういう言動をしたキャラはまず間違いなく死ぬという言動を茶化し、冗談のネタにする形で生まれた言葉です。
フラグは特定の条件を満たした場合こういう処理を行うという条件管理を指すプログラミング用語から来ています。
作中でキャラの死亡という処理を行う条件を管理しているのが「死亡フラグ」であり、それから転じてそのフラグが立つ条件を満たす言動も「死亡フラグ」と呼ばれるようになりました。
「死亡フラグ」の言葉の使い方や使われ方
「死亡フラグ」は創作物での言動から生まれた言葉ですが、「好きなキャラが死亡フラグを立てて先が不安になってきた」、「旅行に行く前に死亡フラグを立てるのはやめろ」というように、創作物の展開だけでなく、現実での言動に対しても使われます。
また本来の由来を考えれば死亡する条件を指すのが「死亡フラグ」ですが、「戦争中にプロポーズの予定話すのは死亡フラグだよ」というように、死亡する条件を満たす言動そのものを指す形でもつかわれる言葉です。
また創作物のキャラが由来の言動でなくても、台風が来た時に川の様子や田んぼの様子を見に行くなど、ありがちで他人には理解できなくてネタにされる危険行為も「死亡フラグ」な行動として扱われることが度々あります。
「死亡フラグ」の類語や言いかえ
キャラが死ぬ前兆や伏線という意味での「死亡フラグ」の類語はありません。
強いて言えば、死ぬのではなく負けるキャラがやりがちな言動、「死亡フラグ」の敗北版を指す「敗北フラグ」は比較的意味の近い類語でしょう。
それ以外にも展開の伏線としてありがちな言動をフラグと表現しているという点での類語は多いです。
「死亡フラグ」に対してこういう言動をしているキャラはピンチになっても生き残るというものは「生存フラグ」と呼ばれますし、ヒロインとしてありがちな言動は「恋愛フラグ」や「ヒロインフラグ」と呼ばれます。
まとめ
「死亡フラグ」はあくまでも、これからこのキャラが死ぬというような、先の展開が透けて見えるようなありがちな展開をネタにしたものであり、余命宣告など直接的に死亡するという展開を明示するようなことには使われません。
現実の出来事にも使われる言葉ですが、死亡という思い問題に関わり、ネタにするネットスラングなので、正しい使い所を理解していないと問題に繋がりかねないため注意しましょう。