この記事では、「梅雨の候」の言い換え語を解説します。
「梅雨の候」とはどんな言葉で、どういう場面で使われるのでしょうか。
ここでは「梅雨の候」の言い換えとしてお勧めの言葉や、カジュアルな言い換えのお勧めを紹介します。
「梅雨の候」とは?どんな言葉
「梅雨の候」とは、6月から7月にかけて日本にやってくる曇りや雨の多い時期を表す敬語です。
「梅雨の候、お見舞い申し上げます」などと使われます。
主にビジネスシーンや手紙などで使われる言葉です。
ビジネスでも使える「梅雨の候」の言い換えのお勧め
ここでは「梅雨の候」のビジネスでの言い換えのお勧めを紹介します。
「梅雨入りの候」
◆ 使い方やニュアンスの違い
「梅雨入りの候」とは、「梅雨の候」と同じ意味で使われる敬語です。
「梅雨入りの候、ご自愛ください」などと使います。
相手に気遣いを伝える言葉です。
「五月雨式(さみだれしき)の候」
◆ 使い方やニュアンスの違い
「五月雨式(さみだれしき)の候」とは、「梅雨の候」と同じ意味で使われる敬語です。
「五月雨式(さみだれしき)の候、ご健勝にてお過ごしでしょうか」などと使います。
五月雨とは旧暦の5月に降る長雨を指し、現在では6月頃にあたります。
季節感を感じさせる言葉です。
「緑雨(りょくう)の候」
◆ 使い方やニュアンスの違い
「緑雨(りょくう)の候」とは、「梅雨の候」と同じ意味で使われる敬語です。
「緑雨(りょくう)の候、ご多忙中と存じますがお元気でお過ごしでしょうか」などと使います。
緑雨とは新緑が美しい頃に降る雨を指します。
自然を感じさせる言葉です。
「梅雨の候」のカジュアルな言い換えのお勧め
ここでは「梅雨の候」のカジュアルな言い換えのお勧めを紹介します。
「梅雨だね」
◆ 使い方やニュアンスの違い
「梅雨だね」とは、「梅雨の候」と同じ意味で使われるカジュアルな言葉です。
「梅雨だね、嫌だね」などと使います。
相手に共感や愚痴を伝える言葉です。
「ジメジメしてるね」
◆ 使い方やニュアンスの違い
「ジメジメしてるね」とは、「梅雨の候」と同じ意味で使われるカジュアルな言葉です。
「ジメジメしてるね、体調に気をつけてね」などと使います。
相手に気遣いや励ましを伝える言葉です。
まとめ
「梅雨の候」の言い換えは、敬語からカジュアルまで幾つも存在しています。
「梅雨入りの候」など敬語のほうの言葉もカジュアルに取り込むことができるので、場面によって検討し、使い分けるのが良いでしょう。