「暗い」という花言葉の花は、薄暗さや夜が好きな人へ贈るのに向きます。
一方、「心の暗さ」とも解釈出来るでしょう。
こちらは悪口の意味になりやすいですが、相手の好みによっては合う場合もありますので、よく把握しておきましょう。
うろ覚えで避けるのは、もったいない事です。
「暗い」の花言葉を持つ花
「暗い」という花言葉を持つ花は、ありません。
「暗い」と似た意味の花言葉を持つ花
「暗い」に似た意味の花言葉を持つ花は、多数あるので見ていきましょう。
「ヨルガオ(夜顔)」
ヒルガオ科サツマイモ属の蔓性の一年草です。
「アサガオ(朝顔)」と同じ漏斗型で白い花を咲かせますが、開花の時間帯は夕方で、翌朝には萎んでしまいます。
ここから「夜」「夜の思い出」という、「暗い」風景がイメージされる花言葉が付きます。
他の花言葉は「悪夢」「妖艶」なので、夜が好きで妖しい魅力のある人へ贈るのに良いでしょう。
悪い夢かどうかは、その人次第です。
「ベラドンナ」
ナス科オオカミナスビ属の多年草です。
淡い紫色の釣り鐘型の花を咲かせ、黒紫色の果実を付けます。
古くから知られる薬草であり毒草でもあるため、「汝を呪う」という、「暗い」人の心を表す花言葉が付くのです。
他に「男への死の贈り物」「人を騙す者の魅力」「沈黙」など、暗さと、それが持つ妖しげな魅力を感じさせる花言葉が揃います。
同じように心の暗さを表す花言葉として「クロユリ(黒百合)」に「呪い」「恋の魔術」「狂おしい恋」、「マリーゴールド」に「絶望」などがあります。
花言葉は恋愛に関するものが多い分、「嫉妬」「失望」など、心の暗さを伝える花言葉も多数あり、それが良いアクセントにもなるのです。
「セダム(マンネングサ)」
ベンケイソウ科マンネングサ属の多肉植物の総称です。
花は白、ピンク、黄色、オレンジなどです。
その丸みのある葉から「落ち着き」「静寂」など、「暗い」静かなイメージの花言葉が付きます。
他の花言葉も、「私を想って下さい」「記憶」「枯れる事のない愛」「星の輝き」など、良いイメージです。
しっとり落ち着いた雰囲気を好む相手へ贈り、好意を伝えるのに向きます。
まとめ
「暗い」という花言葉を持つ花はありません。
似た意味の花言葉を持つ花として「ヨルガオ」「ベラドンナ」「クロユリ」「マリーゴールド」「マンネングサ」などがあります。
「心の暗さ」と考えると、他にも多数の花言葉が当てはまります。
徒に避けず、意味を理解すれば良い贈り物になる場合もあるでしょう。