使い方に迷ってしまう、難しいビジネス敬語もあるものです。
「敬服しております」の正しい使い方と類似表現をチェックしていきましょう。
社会人生活に役立ててください。
「敬服しております」とは?
日常生活ではあまり使わない「敬服」。
敬服は「けいふく」と読みます。
偉い方を尊敬して、称える動作をあらわしています。
また「しております」は「しています」の丁寧な表現です。
そのため「敬服しております」で目上の方に対する、憧れや称賛の心情をあらわしています。
「敬服しております」のビジネスメールや会話での使い方や使われ方、使うときの注意点
素晴らしいニュースが飛び込んでくると、一緒に喜びたくなります。
ノーベル賞やアカデミー賞など栄えある賞はもちろんのこと、会社の業績に大きく貢献する研究が高く評価されたなど、明るいお知らせを祝う文面が「敬服しております」にあたります。
勲章のお祝いや祝賀のメール文で使えるので覚えておきましょう。
また「敬服しております」は強い尊敬の気持ちをあらわす、上級の表現になります。
日常使いで用いるには、少々華やかすぎる特徴も。
上司に「敬服しております」としつこく伝えると、胡麻すりしているように聞こえるので、時と場を選んで用いていきましょう。
「敬服しております」を使った例文
・『名誉あるご受章、誠におめでとうございます。敬服しております』
・『アカデミー賞のご受賞、おめでとうございます。敬服しております』
「敬服しております」の類語や言い替え
似ている表現に「感慨ひとしお」があります。
喜びいっぱい、このような心情をあらわす表現です。
「感慨もひとしおのことと存じます」と用います。
言い替えに「敬服いたします」や「深く感銘を受けました」があります。
まとめ
「敬服しております」を解説しました。
難しい表現を知っていると、上級者の仲間入りができます。
敬語のスキルを磨いて、さらに上のレベルに羽ばたきましょう。