「救世主」と「英雄」の違いとは?意味や違いを分かりやすく解釈

「救世主」と「英雄」の違いとは? 言葉の違い【2語】

この記事では、「救世主」「英雄」の違いを分かりやすく説明していきます。

「救世主」とは?

元々は宗教的な用語で、世の中の人たちを破滅から救ってくれる人という意味で使われています。

キリスト教では、イエス・キリストが救世主とされています。

近年では、宗教と関係なく、単にSNSの内部で多くの人を助けてくれたという人のこともこう呼ぶこともあります。

例えば、災害や事故などで被害者に寄付や支援をした人や、悪質な詐欺や犯罪を暴露した人などが救世主と呼ばれることがあります。

救世主という言葉には、人々の苦しみや悩みを解決してくれるという期待や感謝の気持ちが込められています。

「英雄」とは?

一般的には広く知られるような何かの偉業を成し遂げた人に対して使われる言葉です。

一般的には、戦争で国を勝利に導いたり、多くの人を災害や飢餓等から救ったりするなど、その英雄が属する文化で高潔な正義の振る舞いをした人のことを指します。

例えば、ギリシア神話やローマ神話などの古代神話には数多くの英雄が登場しています。

ヘラクレスやアキレス、オデュッセウスなどが有名です。

また、日本では桃太郎や源義経、坂本龍馬などが英雄として語り継がれています。

英雄という言葉には、人々の尊敬や憧れの気持ちが込められています。

「救世主」と「英雄」の違い

「救世主」「英雄」の違いを、分かりやすく解説します。

「救世主」「英雄」の違いは、救ったり助けたりする対象や方法、そして人々の感じ方にあります。

救世主は、世界を救ってくれる人であり、英雄は何かを成し遂げたことによって結果的に人々を救った人のことを言います。

また、救世主には、期待や感謝の気持ちが、英雄には、尊敬や憧れの気持ちが向けられます。

「救世主」の例文

・『彼はチームを不振から救い、救世主として称えられている』
・『彼女は私が辛かったときに支えてくれたので、まさしく救世主のような存在だ』

「英雄」の例文

・『私の英雄はいつだって君だよ』
・『私の地元に伝わる英雄伝説をお話ししましょう』

まとめ

「救世主」とは、人々や世界を救う人のことを指します。

比喩的には、困難や危機に直面した団体や組織などを救う働きをする人も救世主と呼ばれます。

その一方で、「英雄」とは、才知や武勇に優れ、常人にできないことを成し遂げた人のことを指します。

歴史上の名将や豪傑、文化や芸術の分野で傑出した人物などが英雄と呼ばれます。

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