この記事では、「接頭辞」と「接頭語」の違いを分かりやすく説明していきます。
「接頭辞(せっとうじ)」とは?
「接頭辞」とは、「接辞(=それ自体だけでは、独立した一語としての機能をもたない造語成分)のうち、語基よりも前に付くもの」を意味する言葉です。
「接頭辞」は語句の前に加えることで、語調を整えたり、意味を添えたりする役目を担っています。
「接頭辞」の例には以下があります。
・「お」・・・お父さん、お母さんなど。
・「ぶっ/ぶち」・・・ぶっ壊す、ぶっ叩く、ぶち壊すなど。
・「超」・・・超新星、超高速、超能力など。
・「大」・・・大成功、大正解、大音量など。
・「小」・・・小規模、小市民、小休憩など。
「接頭辞」の使い方
「接頭辞」は名詞として使われています。
「接頭語(せっとうご)」とは?
「接頭語」とは、「接辞(=それ自体だけでは、独立した一語としての機能をもたない造語成分)のうち、語基よりも前に付くもの」を意味する言葉であり、先述した「接頭辞」とは同義語になります。
「接頭語」の例には以下があります。
・「全」・・・全人類、全世界など。
・「真」・・・真っ白、真っ赤、真っ青、真人間など。
・「新」・・・新機能、新境地、新世代など。
・「旧」・・・旧時代、旧大陸、旧機種など。
「接頭語」の使い方
「接頭語」は名詞として使われています。
「接頭辞」と「接頭語」の違い
「接頭辞」と「接頭語」はどちらも「接辞(=それ自体だけでは、独立した一語としての機能をもたない造語成分)のうち、語基よりも前に付くもの」を意味する言葉であり、2語は同義語の関係に当たると言えます。
「接頭辞」の例文
・『言葉に接頭辞のおをつけると、丁寧な印象を与える』
「接頭語」の例文
・『接頭語にかんする問題で間違い箇所があった』
まとめ
「接頭辞」と「接頭語」はどちらも「接辞(=それ自体だけでは、独立した一語としての機能をもたない造語成分)のうち、語基よりも前に付くもの」を意味する言葉になります。
したがって、2語は同義語の関係に当たると言えます。