ここでは「指示従命」の使い方やその際の注意点、言い替え表現などを詳しく見ていきます。
「指示従命」とは?
「指示従命」は、指示された内容に従う、という意味になります。
ですが、一般のシーンで使われることはあまりなく、医療用語として用いられており、主にリハビリテーションの分野で使う表現です。
その内容としては、言われた通りの発声をする、同様に字を書く、右手を挙げるといったようなことがそれに相当し、指示された通りにそれが行えるかどうかでその人が現在どのような状態なのか判断するといった具合です。
色々な内容を総合し、その判定として用いられる点数を「指示従命スコア」と呼んでいます。
「指示従命」の使い方や使われ方、使うときの注意点
この「指示従命」は、先のように、医療用語の1つです。
表現として使う場合には、「指示従命に従えない項目がいくつかあった」のようになり、前述の「指示従命スコア」として、それが何点だったと用いることもあります。
要はそちらの業界でその相手がどのような状態で、どういったリハビリを行う必要があるのかを判定するために使われる表現で、「従命」は命令を守るという意味で使われている言葉ですが、この「指示従命」や「従命反応」といったように用いられることが多く、こちらだけでもあまり一般で用いることはありません。
「指示従命」を使った例文
・『まずは指示従命でどのようなリハビリテーションを行うかを判定します』
・『指示従命スコアがあまりよくないので、この人は要介護扱いになると思います』
「指示従命」の類語や言い替え
・『指示に従命』
表現として用いる時にはこの形にして、「指示に従命できるかどうかを判定します」、「指示に従命する能力の程度はそのスコアの通りです」のような使い方をすることがあります。
「指示従命」と意味は変わりませんが、文章としてこの方が使いやすい時にこう言い替えられることがあります。
まとめ
「指示従命」は、医療用語の1つで、主としてリハビリテーションの判断のために用いられます。
「指示従命に従えない項目が多いので〜」などという使い方になり、その内容を点数化したものを「指示従命スコア」と用いており、それによって行うリハビリの内容を考えるといった使い方になります。