この記事では、ビジネスシーンでよく使われるフレーズの「持ちつ持たれつ」について、その意味や使い方や言い換え表現などを徹底解説します。
「持ちつ持たれつ」とは?
「持ちつ持たれつ」の読みは「もちつもたれつ」で、「相互に助けたり助けられたりすること」を意味する慣用句です。
このフレーズで使われている「つ」は、並列の接続助詞と呼ばれるもので、「〜つ〜つ」の形で用いられ、二つの動作が並列して行われる様子を表現するものです。
また、「持つ」には色々な意味がありますが、ここでは「受け持つ、担当する」といった意味で使われており、「担当したり、担当してもらったり」との意味になり、そこから「相互に助けたり助けられたりすること」となるのです。
「持ちつ持たれつ」のビジネスメールや会話での使い方や使われ方、使うときの注意点
「持ちつ持たれつ」は会社や個人が「相互に助けたり助けられたりすること」を意味し、「当社とA社は持ちつ持たれつの関係の会社です」や「彼と私は持ちつ持たれつの関係です」のように使われます。
このフレーズのように、先に記した「〜つ〜つ」の形の慣用表現としては、他に「行きつ戻りつ」や「追いつ追われつ」や「抜きつ抜かれつ」等がよく使われています。
「持ちつ持たれつ」を使った例文
・『取引先のA社と弊社は、持ちつ持たれつの良好な関係を築いています』
・『彼とは高校時代から、持ちつ持たれつの親友です』
「持ちつ持たれつ」の類語や言い換え
「持ちつ持たれつ」の類語や言い換えとして、ポジティブなニュアンスでは「互いに補う」や「補い合う」や「かばい合う」や「 協力する」や「助け合う」等が挙げられます。
また、少しネガティブなニュアンスでは「もたれ合い」や「なれ合い 」等が挙げられます。
まとめ
「持ちつ持たれつ」は「相互に助けたり助けられたりすること」を意味する慣用句です。
「補い合う」や「かばい合う」や「助け合う」等のポジティブなニュアンスでの使い方の外、「もたれ合う」や「なれ合い 」等の少しネガティブなニュアンスの使い方もされます。