「扱う」の言葉の使い方や敬語・言い換えを徹底解釈していきます。
「扱う」の意味
「扱う」は、複数の意味合いで用いている表現です。
例として、A.商品を販売しているかの意味で、「XXの商品を取り扱っていますか」とお客様から尋ねられるケース、B.ソフトウエア、ハードウエアで、操作・使用できるスキルがあるかを尋ねる際に、「Java、ワードプレスは扱えますか」と聞かれるケースで、取扱説明書が良い例です。
ビジネスメールや文書であれ、コミュニケーションであれ、前後の流れから、どちらの意味で言っているのかは理解できますが、A.あるいはB.によって、答え方が変わってくることは明らかです。
「扱う」の敬語での使い方や表現方法
「扱う」の敬語での使い方や表現方法を見ていきましょう。
「商品を取り扱っている」意味での「扱う」のケース
お客様から、「この商品は取り扱っていますか」と尋ねられるでしょう。
家電量販店のように、販売がメインの御見せでは、「はい、取り扱っております。
今、在庫を確認致しますので、少々お待ちください」がよく使うフレーズです。
商品を取り扱っていても、常に在庫があるとは限らないので、この様な返答になってきます。
上は、エンドユーザーが対象の例ですが、会社対会社のビジネスでも、この様な問合せは来るので、その場合では用いる事は出来ます。
商品販売・製品販売では、大がかりな製品は、発注を受けてから、製造と言うケースもあるので、その際は、少し、修正・追加が必要になってきます。
「ソフトウエア、ハードウエアの操作、使用経験スキルがあるかを尋ねる」意味での「扱う」のケース
取扱説明書と言う言葉を目にしたことはあるでしょう。
2-2はそういった場合の使用例です。
新しい仕事の受注を受ける場合や就職の面接で、「XXの機器は扱えますか」と尋ねられることがあります。
これはあなたにそのスキル・使用経験があるかとたずねているのです。
「Javaは3年ほど、扱った経験がございます」が正しい返答の表現です。
何をどの程度の期間扱ったのかの情報を入れると、相手に分かりやすい表現になります。
最近では技術の進歩が速いので、現在何年前の情報も不可欠になってきます。
10年以上も前であれば、今と全く、異なるでしょうから、その場合は、「10数年前に、2年ほど扱った経験はございます」、あるいは「10数年前、2年程度の経験しかございません」と答えるのが良い表現です。
あえて、「古いはなしだが経験はある」とネガティブに思われない表現にしています。
「対応できない」の言い換えや使用例
・『Javaは3年ほど、扱った経験がございます』 (商品販売店での回答例)
・『10数年前に、2年ほど扱った経験はございます』(製品取り扱いスキルでの回答例)
・『10数年前に、2年ほど扱った経験はございます』(製品取り扱いスキルでの回答例)
2つのビジネスシーンでの例を示しました。
まとめ
今回、複数の具体的事象ごとに対する表現方法を記載しましたので、上手く活用して下さい。
