「手に余る」はどんな様子に対して用いる慣用句なのでしょうか。
今回は、「手に余る」の意味について解説します。
「手に余る」とは?意味
「手に余る」とは、「出来る範囲を超えていて対応できないさま」を意味する慣用句です。
「手に余る」の概要
物事の規模や程度が自分の能力を上回っているため処理できない様子を表す言葉で、有効な対処ができず困っているさまを指します。
量が多かったり大きかったりなど手で持ったときに持ちきれずはみ出してしまう様子に由来する言葉で、ある程度の対処は出来るもののはみ出してしまう部分が出てしまうような必要な能力にわずかに及ばない状態を示す表現です。
「手に余る」の言葉の使い方や使われ方
『仕事は難しすぎて新人では手に余る』
『私の手には余るのでベテランの先輩に相談する』
「手に余る」の類語や言いかえ
・手に負えない
「能力が足りないせいで対処できないさま」を意味します。
「手に余る」は能力が十分ではなく全てをカバーできない様子を表すのに対し、こちらははっきりと能力が不足していて解決が難しい様子を表しています。
まとめ
「手に余る」は十分な結果は得られないものある程度は対処できているときに用いられる表現です。
物事の程度や不足している能力の具合に合わせて使いましょう。