本記事では、「懸案事項」の言い換え語を解説します。
「懸案事項」とは?どんな言葉
「懸案事項」は「けんあんじこう」と読み、以前から抱えている問題がいまだに解決していない事案のことを言います。
他に、気がかりな事柄や心配な事柄を指すこともあります。
ビジネスでよく使われます。
「懸案事項を分かりやすくまとめる」のように使います。
ビジネスでも使える「懸案事項」の言い換えのお勧め
ここでは「懸案事項」のビジネスでの言い換えのお勧めを詳しく紹介します。
「課題」
◆ 使い方やニュアンスの違い
解決するべき問題のことを指します。
問題を「対応する」「解決する」といった行動に重きを置いている場合に使います。
「課題を来週までに提出しなければならない」などのように使います。
「懸念事項」
◆ 使い方やニュアンスの違い
「懸案事項」と似た言葉で「懸念事項(けねんじこう)」があります。
「懸念事項」とは気になり不安に感じている事項のことを言います。
現在はまだ問題になっていないが、これから問題が起きるかもしれないと心配になっている時に使います。
「地方の過疎化は重大な懸念事項です」などと使います。
「不安要素」
◆ 使い方やニュアンスの違い
不安に感じる事柄や、気がかりなことを指します。
「不安要素を一つひとつ取り除く」のように使います。
「懸案事項」のカジュアルな言い換えのお勧め
ここでは「懸案事項」のカジュアルな言い換えのお勧めを詳しく紹介します。
「気がかりな事柄」
◆ 使い方やニュアンスの違い
何か良くないことが起こるかもしれないと不安になる事柄のことを指します。
カジュアルな表現になりますが、ビジネスでも使えます。
ビジネスでも使えますが、柔らかい表現のため、堅苦しい場などには不向きです。
「気がかりな事柄があります」などと使います。
「心配事」
◆ 使い方やニュアンスの違い
分かりやすい表現ですが、目上の人や取引先に使うのは控えたほうがいいでしょう。
「なにか心配事があるならば、相談してください」などのように使います。
「未解決問題」
◆ 使い方やニュアンスの違い
まだ解決に至っていない問題のことを指します。
もしくは、学問上で、証明あるいは解明されていない、または定説が存在しないことを意味します。
「未解決問題が今解き明かされた」のように使います。
まとめ
「懸案事項」の言い換えは、敬語からカジュアルまで幾つも存在しています。
カジュアルなほうの言葉も敬語に取り込むことができるので、場面によって検討し、使い分けるのが良いでしょう。