「慢性」という言葉の対義語を取り上げて詳しく説明していきます。
さらに「慢性」を連想することになる対義語(反対語)について紹介します。
「慢性」の対義語
「慢性」【まんせい】の対義語は「急性」【きゅうせい】です。
「慢性」という言葉は、「症状の急激な悪化はないが、その症状が長期に続いて治りにくい性質」を意味しています。
「慢性」には「急速に変わらず日常的・継続的なものになる」「好ましくない状態が続く」といったニュアンスがあります。
「慢性」とは反対の意味を持っている対義語が「急性」です。
「急性」は「疾患の症状が急に出てきてその進行スピードが速い性質」を意味しています。
「急性」は、「急に発生して急にその度合いが増していく」といったニュアンスを含んでいます。
「慢性」を連想する対義語(反対語)
「慢性」という言葉を連想することになる対義語・反対語には以下のようなものがあります。
「突発的」【とっぱつてき】
「突発的」という言葉は、「前触れがなく突然起こること」を意味しています。
反対に「慢性」は、「突発的に発生したり急激に悪くなったりするわけではない」といった意味合いを含意しています。
二つの言葉の意味が正反対であることから、「突発的」は「慢性」を連想させやすい反対語として解釈できるのです。
「一時的」【いちじてき】
「慢性」には、「病気の症状などが急に悪くなるわけではないが、一時的なものではなく長期にわたって続く」といった意味のニュアンスがあります。
それに対して「一時的」は、「長い時間にわたって続くわけではなく、その場限りや短い時間で終わる」の意味合いを持っています。
それぞれの言葉の意味が異なることから、「一時的」は「慢性」の対義語といえるのです。
「長引かない」【ながびかない】
「慢性」の言葉は、「病気の症状や景気の現状などが長引く」といった意味のニュアンスを持っています。
「長引かない」という言葉は逆に、「病気の症状などが長い時間にわたっては続かないこと」を示唆しています。
「慢性」と「長引かない」は正反対の意味を持っていることから、「長引かない」は「慢性」をイメージさせることが多い反対語といえるのです。
まとめ
「慢性」と反対の意味を持つ対義語は「急性」になります。
この記事では「慢性」と「急性」の意味を解説して、「慢性」を連想させる対義語(反対語)として「突発的・一時的・長引かない」を紹介しました。
「慢性」の対義語・反対語について詳しく知りたいときは、この記事を参考にしてみてください。