「情報」と「データ」の違いとは?分かりやすく解釈

「情報」と「データ」の違いとは? 言葉の違い【2語】

「情報」「データ」は、似た使い方ができる言葉ですが、意味が多少異なります。

「情報」とは?

「情報」とは、何かの様子や状態、事情、またはそれのついての知識といった広い解釈で使われる言葉です。

「この件について、何か情報はないか?」と使った時には、どのような様子や状態なのかと言っていると解釈でき、「今は情報が不足しているので分からない」とすれば、知識がそれほどないので~といった意味にとることができます。

「何か知らないか?」と使うところを「何か情報はないか?」と言い換えられるように、対象になる事柄についての何らかのこととして使われる場合が多いです。

「データ」とは?

「データ」は、主に数字となっているもので、何かについての細かい「情報」のことになります。

「過去20年のデータによると、8月の平均気温は~」などと使われることが多く、その「データ」の中身は過去20年の8月の気温がまとめられているものだと考えていいでしょう。

数字だけでなく、文字の羅列という場合もあり、「男児の新生児によく付けられる名前は、データ的に○○が多いようだ」のように使った時には、データは子供の名前が集まったものになります。

これを元に推測する、決める、もしくは参考にするといった利用の仕方になると考えていいでしょう。

「情報」と「データ」の違い

「情報」は、そこまで詳しいものや、はっきりとしたものではなくてもそれと使うことができます。

例えば、明日は晴れだという予報も、れっきとした「情報」の1つです。

それに対し、「データ」は、それなりの量があり、はっきりとしたものでなくてはそうとは呼びません。

少なくとも思い付きやはっきりしないものには使わない表現で、きちんと数字や文字として残せる(間違いはないことが前提です。

それがあると「データ」として役に立ちません)ものがそのように呼ばれると考えていいでしょう。

まとめ

「情報」という言葉は、一言だけの場合や、間違っていたり、それほど詳しいものにも使えますが、「データ」と呼ぶからには、きちんとした「情報」がまとめられたものでないといけません。

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