「恩恵」とは、自然や誰かから受ける好ましいものを指します。
「恩恵」という花言葉の花は、自分に良い影響や利益を与えてくれる親しい人へ贈り、感謝と好意を伝えるのに向きます。
自然の「恩恵」に感謝する気持ちを込め、農園のシンボルとして植えるのも良いでしょう。
一方、勤めている会社の経営者に贈るのは見当違いです。
彼らが支払う給与その他は、あなたが労働によって得た権利であって、「恩恵」ではありません。
「恩恵」の花言葉を持つ花
「恩恵」という花言葉を持つ花について、見ていきましょう。
「ゼニアオイ(銭葵)」
アオイ科ゼニアオイ属の多年草です。
英名は「コモン・マロウ」です。
花は直径3. 5cmほどで、花色は淡紫色に濃い紫色の筋が入ります。
花と葉を天日乾燥させたものがそれぞれ、「錦葵花」「錦葵葉」という生薬として利用された事から、人を癒す自然の恵みとして、「恩恵」という花言葉が付いています。
他の花言葉は「母性愛」「母の愛」「温厚」「温和」「信念」「説得」「柔和」「古風な美人」「初恋」などがあります。
色々と世話を焼いてくれる人や、母親へ感謝を伝えるのに向きます。
「ジャガイモ(馬鈴薯)」
カレーの材料からスナック菓子、デンプンまで、様々な形で馴染み深い「ジャガイモ」は、ナス科ナス属の野菜または穀類です。
花は星形で、集まって咲きます。
花色は主に白ですが、品種によって微妙な差があり、「男爵芋」は白、「メークイン」はピンクがかった紫、「キタアカリ」は淡赤紫色です。
ヨーロッパで、麦と並ぶ重要な作物として人の命を支えた事から「恩恵」という花言葉が付きます。
他の花言葉は「情け深い」「慈善」「慈愛」で、方向性は同じです。
命の恩人のような、感謝してもし足りない相手へ贈るのに合いますが、あくまで添え物として、ちゃんとお礼の品物は用意しましょう。
金額には少なからず心が表れます。
他に「オウバイ(黄梅)」「ジュズダマ(数珠玉)」にも「恩恵」という花言葉は付きます。
「恩恵」と似た意味の花言葉を持つ花
「恩恵」に似た意味の花言葉を持つ花は、多数見られます。
「キクイモ(菊芋)」
キク科ヒマワリ属の多年草です。
アメリカ原産の外来種で、日本へは江戸時代末期に飼料用として持ち込まれた後、野生化しています。
花は一重のキクで、中央の筒状花は黄色または濃い茶色、花弁(舌状花)はオレンジです。
地中に塊茎(芋)ができ、食用になります。
芋の実る性質から「陰徳」「美徳」「恵み」という「恩恵」をイメージさせる花言葉が付いています。
他の花言葉は「気取らぬ愛らしさ」で、恋人への日常的な贈り物に向きます。
他に「サボテン」や「ジャスミン」の「温情」も「恩恵」に近い花言葉です。
更に「慈悲」「祝福」など、「恩恵」と似た花言葉の花は多数あります。
相手の好みや、受けた恩の内容に合わせた花が選べれば、より心のこもったお礼になるでしょう。
まとめ
「恩恵」という花言葉を持つ花は「ゼニアオイ」「ジャガイモ」「オウバイ」「ジュズダマ」です。
似た意味の花言葉を持つ花は「キクイモ」「サボテン」「ジャスミン」他多数です。
選択の幅は広いため、受けた恩に合う花も選べるでしょう。
