この記事では、「恩に着せる」の意味を分かりやすく説明していきます。
「恩に着せる」とは?意味
「恩に着せる」は、「恩を与えたことを、実態以上にありがたく思わせるように仕向ける」ことを意味します。
「着せる」は、「恩」や「罪」などに使用されます。
これは、何かの役目を負わせることを、依頼などを身にまとうことに例えて表現するものです。
「恩に着せる」の言葉の使い方や使われ方
たとえば、取引先の要求を上司が受け入れたとします。
しかし上司は、そのことを取引先に対して、ことある毎に感謝するように要求するのでした。
このような場合に「あんな小さなことを恩に着せるとは、うちの上司は度量の狭い人のようです」と表現できます。
これにより、上司の恩着せがましい態度を上手に表現できるのです。
「恩に着せる」の例文
「恩に着せる」を使った例文を挙げます。
・『恩に着せる様子もなく、丁寧に説明してくれた』
・『先方の恩に着せる態度に、腹の底から怒りがわいてきた』
・『あんな小さなことを恩に着せるとは、小さい人物のようだ』
まとめ
このように、「恩に着せる」は「恩を与えたことを、実態以上にありがたく思わせるように仕向ける」ことを意味する言葉です。
様々な場面で使用できる言葉ですので上手に活用するとよいでしょう。