この記事では、「思いが募る」と「胸を焦がす」の意味や違いを分かりやすく説明していきます。
「思いが募る」とは?
気になる人を考えては心から思い慕う状態を「思いが募る」【おもいがつのる】といいます。
相手が好きと思う気持ちを持ったとき、強く相手への慕情を募らせては憧れる気持ちを募らせていくのです。
このようなところから、相手への恋愛感情が抑えきれなくなり、ぶつけたくなる欲求を満たしたいと思うようになります。
思いが強くなれば一緒に行動したい、寂しいので慰めてもらいたいと思うようになるのです。
「胸を焦がす」とは?
好きな相手を頭の中に浮かべては切なくなることを「胸を焦がす」【むねをこがす】といいます。
例えば、好きな人を思い出して切ない気持ちになり、胸が痛むという意味で使われている言葉です。
このような状態になる原因には、はっきり相手に恋する気持ちを伝えられればいいですが、それができないでいる人が切ない気持ちに包まれて苦しむといった状態を表します。
「思いが募る」と「胸を焦がす」の違い
ここでは「思いが募る」と「胸を焦がす」の違いを、分かりやすく解説します。
欲求が強くなる状態を「思いが募る」といいます。
欲求がうまく通らないもどかしい状態であるため、感情が抑えきれなくなって気持ちをぶつけたいと強く思うようになるのです。
もう一方の「胸を焦がす」は、一途に相手を恋しいと思う気持ちを伝えます。
主に、異性に恋している気持ちを持ち、恋に焦がれる状態を伝えるとき使う言葉です。
「思い」には恋愛だけではなく、様々な欲求に対して気持ちが募っていく様を伝えられますが、「胸を焦がす」は恋愛に焦点を当てた言葉であり、相手に恋焦がれる状態を表します。
「思いが募る」の例文
・『家族を事故で失った人は、会いたいとの思いが募る』
・『何年経っても別れた元彼への思いが募る』
「胸を焦がす」の例文
・『お見合い相手に胸を焦がす姉は気持ちをぶつけた』
・『顔の美しい女性に出会った兄は強く胸を焦がす』
まとめ
「募る」と「焦がす」に違いがある言葉を2つ取り上げました。
どのような状態でどういった使い方すればより感情を表せるか伝えられるでしょう。