この記事では、「忘れる」と「思い出せない」の意味や違いを分かりやすく説明していきます。
「忘れる」とは?
学んだものがどのような内容であったかふと思い出せなくなることを「忘れる」【わすれる】といいます。
学校で習った漢字を記憶したというのに、あまりにも多くの知識を頭に詰め込みすぎて、すっかり記憶を失ってしまうのです。
反対に、痴漢に遭った忌まわしい記憶を自らが失わせて辛い気持ちから抜け出すために頭から消し去るという意味でも使われています。
「思い出せない」とは?
記憶した内容をすっかり忘れてしまったとき「思い出せない」【おもいだせない】といいます。
漢字の書き方や使い方をしっかり習ったというのに加齢によって忘れてしまったり、色々なことを考えてしまうと記憶していたものがすっかり消されてしまうのです。
若い人でも疲れていて脳の働きが低下している状態であると、記憶したものが素早く出ない場合があります。
「忘れる」と「思い出せない」の違い
ここでは「忘れる」と「思い出せない」の違いを、分かりやすく解説します。
習ったことが思い出せないと困るのが「忘れる」です。
他の仕事していて忙しいと、頼まれていた事が頭から抜けてしまいます。
また、虐められたとき、いつまでも覚えているのが辛いと感じた人は、わざと「忘れる」ように努力するのです。
もう一方の「思い出せない」は過去に会ったことがある人の顔や名前がはっきり出てこないという状態を表します。
また、もう何十年と経っているため子供の頃に行った場所が分からないと伝えられる言葉です。
「忘れる」の例文
・『上司から紛失しないよう依頼された書類を電車内に置き忘れる』
・『もう二度と会いたくない人の顔を忘れるため、記憶から完全に消した』
「思い出せない」の例文
・『久々に出演した芸人の名前を忘れてしまい、思い出せない』
・『毎日食べていたお菓子なのに、どこで購入したか思い出せない』
まとめ
記憶を失ってしまうという意味がある言葉を2つご紹介しました。
どのような意味があるか調べて、場面によってうまく状態を伝えてみましょう。