「復帰」と「復活」の違いとは?分かりやすく解釈

「復帰」と「復活」の違いとは? 言葉の違い【2語】

今では全世界のバスケットボール・プレーヤーのレジェンドとなっているマイケル・ジョーダンは、怪我からの復帰、野球へ転向してからの復帰、引退からの復帰と3回のNBA復帰を果たしたことは有名な話です。

この3回は「復帰」ではなく「復活」と言っても意味は通じます。

では、この2つの言葉の違いは何なのでしょうか。

この記事では、「復帰」「復活」の違いを分かりやすく説明していきます。

「復帰」とは?

「復帰」とは、何でしょうか。

「復」という文字は「復元」「復権」などに使われていることから分かるように「元に戻る」ことです。

また、「帰」「帰る」なので、合わせると「復帰」「元に戻って帰ってくる」という意味になります。

つまり、この言葉には、「どこかに行っていたものが帰ってくる」というニュアンスが入っています。

英語では「return」がそのものズバリでしょう。

「復活」とは?

「復活」とは、何でしょうか。

「復」は前述のように、「元に戻る」ことで、「活」は、「活魚」「活気」に使われるように、「活きている」ということです。

2つ合わせると、「元に戻って活きている」という意味になります。

つまり、この言葉は「それまで活きていなかったものが活き帰ってくる」というニュアンスが強くなります。

英語では「revive」がジャストな意味と言って良いでしょう。

「復帰」と「復活」の違い

ここでは、「復帰」「復活」の違いを、分かりやすく解説します。

この2つは両方とも、何かが帰ってくるという意味を持つという部分は共通なのですが、前述のように、「復帰」「別のところから帰ってくる」というニュアンスが大きいのですが、「復活」「能力を発揮できなかったのが元に戻って発揮できるようになった」という部分の意味が強いというところが違います。

そのことから考えると、前述の「怪我からの復帰」「怪我からの復活」と言い換えた方がしっくりきますし、「野球からの復帰」「野球からの復活」とは言い換えできません。

「復帰」の例文

「復帰」の例文は以下のようになります。

・『マイケル・ジョーダンはベースボールからバスケットに復帰しました』
・『マイケル・ジョーダンは1回目の引退から復帰しました』

「復活」の例文

「復活」の例文は以下のようになります。

・『マイケル・ジョーダンは大きな膝の怪我から復帰しました』
・『マイケル・ジョーダンは2回目の引退から、見事復活しました』

まとめ

この記事では、「復帰」「復活」の違いを、解説してきました。

解説の中では、バスケット・プレーヤーのレジェンドであるマイケル・ジョーダンの「復帰」「復活」を例にあげました。

これは、今の自分の状態が本当に活きている状態なのかをもう一度考え直してみるきっかけにもなります。

もし、活きていないのであれば、おそらく「復活」するべき先があるのではないでしょうか。

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