「延長」と「延伸」の違いとは?意味や違いを簡単に解釈

「延長」と「延伸」の違いとは? 言葉の違い【2語】

この記事では、「延長」「延伸」の意味や違いを分かりやすく説明していきます。

「延長」とは?

時間を延ばすことを「延長」【えんちょう】といいます。

例えば、借りたDVDをまだ見ていないのに、もうレンタルできる期日を過ぎそうになったとき、店に行ってあと何日ほど借りたいか伝えるのです。

また、もう少し体育館を借りたいと思うとき「あと1時間延長する」と管理者に伝えます。

このように、期間や距離を延ばす状況で使うのです。

「延伸」とは?

空間的なものを伸ばすことを「延伸」【えんしん】といいます。

例えば、電車の線路を長く伸ばす必要性があるとき「線路を延伸する」というのです。

また、時間的に長く伸ばす、紡糸した後に強度を高めるため操作して伸ばすという意味で使われています。

職場では提出する期日に遅れそうなとき、上司に掛け合って期間をのばしてもらったとき「延伸してしまい、申し訳ございません」と謝罪するのです。

「延長」と「延伸」の違い

ここでは「延長」「延伸」の違いを、分かりやすく解説します。

2つとも名詞として使われていますが、まだ借りたいと思うときや利用するために時間、期間を延ばしたいと思う際に「延長」します。

このようなところから、契約期間や締切、距離を延ばしたいとき店に伝えて「延長してもらう」のです。

もう一方の「延伸」は時間を伸ばしたり、距離がのびることを意味します。

ただ、この2つの大きな違いは「延長」のように物事の続きとしては使われていません。

「延長」の例文

・『あと2日延長して京都に滞在し、家族で寺院巡りして楽しむ』
・『記事が集まらないので、あと1週間締切を延長した』

「延伸」の例文

・『上の者に掛け合い、決まっていた執行日時を延伸させた』
・『本土と1番南の島を繋ぐ高速道路の延伸工事が進む』

まとめ

「延」を使っていますが、「長」「伸」の違いにより使い方が微妙に異なります。

どういった場面で使うか調べて、何をどう長くするか、伸ばすかで使い分けてみるといいでしょう。

タイトルとURLをコピーしました