「年時」と「年次」の違いとは?分かりやすく解釈

「年時」と「年次」の違いとは? 言葉の違い【2語】

この記事では、「年時」「年次」の違いを分かりやすく説明していきます。

「年時」とは?

年時とは、ねんじという読み方をすべき言葉です。

漢字で書かれたこの言葉を見れば理解可能な事ですが、としや齢といった意味がある年の漢字に、じこくやその頃、機会といった意味の時の漢字を付け足す事で成立した言葉となっています。

だからこそ年時は、としつきや月日という意味を表すのです。

「年時」の使い方

年時はその時々の、学年や時間といったものを表現する言葉として使われています。

例えば、高校3年時という表現であれば、高校3年生の時というその年月を限定して指し示す事になるのです。

なので基本的には日常会話の中で、誰かと思い出話をするといった際に、その当時の事を表す表現として、この年時という言葉が使われるケースが多く見られます。

「年次」とは?

年次とは、ねんじという読み方をする言葉です。

文字で記されたこの言葉を目にすれば直ぐに分かる事でしょうが、12ヶ月を1つの単位とする時間やねんきの略語といった意味を持っている年の文字に、つぎとか二番目といった意味を有する次の文字を合体させる事で完成した言葉となっています。

以上の事から年次は、1年ごとや毎年、年の順序といった意味を示すのです。

「年次」の使い方

年次は、大きく分けて2つの意味として使われています。

1つ目は毎年といった意味であり、1年ごとを表す言葉として使用されているのです。

具体的には、年次計画や年次予算といった風にこの言葉が使用されています。

2つ目の用途としては、年齢の順といった意味を示す際に用いられるケースだったりします。

これは学年順を表す事であり、4月から新学年が始まる日本では、4月から翌年の3月という期間における学年の順番を表わす言葉として用いられているのです。

同様に卒業年次と言うと、卒業した年という意味を示す事になります。

「年時」と「年次」の違い

年時と年次の文字表記を並べて見比べてみれば、直ぐに2文字目の時と次という明らかな漢字の違いが目に付くはずです。

所が最初の文字は同じ年の漢字であり、しかも読み方自体もどちらも、ねんじと読む言葉同士となっています。

この様にかなり似ている部分もあり、ついついこの2つの言葉を混同してしまう人は特に珍しくはありません。

とはいえ表す意味合いには、違いを見出す事が可能です。

年時は、としつきという意味を持ち決まった年や月を表したい時に、使用される言葉となっています。

一方の年次は、毎年という意味と年の順番といった意味を示す際に用いられる言葉です。

まとめ

2つの言葉は共に最初に年の漢字が使われており、読み方も同じ言葉同士となっています。

ですが2文字目で、時と次という使用されている漢字の違いがある事により、表す意味合いにも相違点が生じているのです。

ちなみに年時は、その事が行われた年や月といった形で、特定のとしつきを表す際に使われる言葉となっています。

対する年次の方は、1年ごととか毎年、或いは年齢の順序といった風に大きく分けて2つの意味を示す言葉です。

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